eBASE株主総会2023(2)株主総会編その2(★★★★★)

株主総会・説明会

質疑応答の続きです。

質疑応答(2)

【質問5】
直近の決算説明資料はあまり新味が無かったが、それゆえに実は水面下で進んでいるものがあるのではないかと考えている。
特に東芝テックと業務提携について、戦略面におけるそもそもの狙い、商談の状況、構想等、常包会長に可能な範囲でお聞きしたい。
(私からの質問です)


(常包会長)
中長期ビジネス戦略を私が担当し、立案・遂行は岩田が担当している。
どちらかと言うと「絵に描いた餅」の絵を私が描き、実際の餅にしていくのが岩田。
私の方が進めていることで公に言えないことがたくさんあるが、見えることとして特許の成立しているもの、その14件を見ていただければ、我々が今後何をしようとしているのかは明確に見えてくると思う。

先程食材えびすの件、中長期の利益の件についてもご質問をいただいたが、アピールをすることは戦略をバラしてしまうことになる
「2nd eBASE」も「商材えびす」も、なるべくバレないように、そーっと、そーっと進め、全ての日本の商品情報を深く広く集めるということをやってきた
今「商材えびす」にあるあらゆる商品情報は、我々しか持っていない。
他社の追随を許さないように、色々な業界を全て押さえ切っている。

そのデータを使う仕組みが「2nd eBASE」。
特許、そして商標に出ている情報を見ていただければ、我々が消費者向けに、我々が持っている商品情報をいかに展開し、そのマネタイズとして消費者からではなく、BtoBとして我々の今のお客様からお金をいただくか、かつその「2nd eBASE」が「1st eBASE」、そしてその前の「0th eBASE」という創業時からのビジネスモデル、商品情報交換というビジネスモデルにいかに影響していくか、といったことも見えてくると思う。

今ここでハッキリとは言えないが、特許さえ見ていただければ、何をやろうとしているのかが見えてくると思う。

(私「ありがとうございます。レシート等、気にしつつチェックしております。」)

(パッと目を見開き)仰る通りです!

→ 有意義なやりとりができました。中長期の構想について推察する上では、やはり当社の頭脳でありアイデアの源泉である常包会長からお話を伺うに限りますね。グッと場も締まります。株主総会でしか直接お話ができないので、参加時にはなるべく質問するように心掛けています。なお、特許・商標から見えてくるものに関しては、説明会の方の記事で触れたいと思います。


(ここで一旦、質問が途切れますが…)

【質問6】(面白かったので、できるだけ口語調で再現させていただきます)
質問じゃないんですが、皆さん無いようですので。
私初めて参加させていただきました。
実はこの会社全然知りませんで、株を買ったのは女房なんですよ(?)
女房はどういう理由で買ったのか分からないんですけども、たまたま私は今日朝の10時からホテルニューオータニでパナソニックの株主総会に参加して、ついでに来させていただいたと、そういうわけなんです。
今日来て良かったと思うのは、皆さん質問されますけども、本当アットホームな感じでね、びっくりするんですよ。
パナソニックさんの方では、昔はあんなこと無かったんですが、野次が飛び交いましてね。
総会屋かなと思ったんですけどね、そういう顔付きではなかったんですが、野次が頻繁に飛びまして、社長もたくさんあった質問を11:50くらいで打ち切って、賛成の拍手を求めたんですよ。
拍手があったからそこで終われたものの、社長さんが大変でね、いやあ凄い総会だなと思いましたよ…
インターネットの事前質問があって、その後で物凄い質問の挙手がブァーッとあってね。
株価が1,200円から1,700円くらいまで上がっているんだけども、それでも苦情タラタラでね。
で、ソニーと比較しての質問が出ましてね、そりゃソニーと比較しちゃ可哀そうですよね、ハッハッハッ(笑)

(ここでどこからともなく、「目的事項に関係ないんとちゃうか!?」との声)

すみません、では簡潔に言います。

(岩田社長「すみません。番号と名前を仰っていただけますか?」)

〇〇番の▲▲▲と言います。
先程質問された方も、この会社の現状に対して株価として市場は評価していないということだったと思いますが、市場というのは常に間違いますので、だから私、今日ここに来て良かったと思うのは、逆にチャンスだと、買い増しさせていただこうと、こう思っています。
色々な質問も出ましたけど、ぜひ頑張っていただきたいと。
会長さんも特許のことを仰られましたが、私なんか特許をどうやって見たらいいか分かりませんけども、力強いお言葉をいただきましたので、早速私自身は買い増しさせていただきたいと思っております。

以上でございます。
ぜひ皆さん、頑張って下さい。

(岩田社長より名前と内容について確認された際に)

▲▲▲です。
奈良の田舎からやって来ました!
株もあんまり分かりません。
家内がやってるだけでね(?)

(岩田社長「奥様に宜しくお伝え下さい」)

今度は家内を連れて参りたいと思います。
どうぞ、頑張って下さいませ!

→ またまた味のあるキャラです。このお爺様、株はご自身の名義でないのに堂々のご発言。現場ではその天然ぶりが可笑しくて可笑しくて、笑いを堪えるのに必死でした。

【質問7】
招集通知P.8にある「食材えびす」のコンテンツビジネス展開に関して気になる箇所として、「Webサービス事業者等のサードパーティ事業者からは、AIやデータサイエンス等での活用目的での引き合いも増加し、…」という一文がある。
具体的にどのようなものか、我々がイメージできるような形で教えていただきたい。
(私からの質問です)


最終的には需要予測。
どんな商品がこれから売れていくか、小売でいけば仕入や商品開発に必要だし、メーカーも需要予測を元に商品開発をしていきたいということ。
分析用途で引き合いをいただいている形になる。

(私からの「相手の会社の名前は言えないと思うが、マーケティングの会社?」という問いに対し)

その通り。マーケティングの会社になる。

【質問8】(質問6と同じ方)
すいません、あの…
(岩田社長「番号とお名前をお願いします。」)
〇〇番▲▲▲です。
競合会社ってのはあるんですか?
今日朝行ったパナソニックさんなら、日立、東芝、三菱電機とかありますが、いわゆる競合会社っていうのは何社かありますか?


ソフトウェアのパッケージを自主企画して販売している会社は、業界・セグメントを分けて見ると競合が無いわけではない。
ただ全てを網羅しているような所で見ると競合は無く、商品情報交換という業界ごとのサプライチェーン上の情報交換を打ち出してやっているビジネスモデルそのものの競合は無いという認識。

(質問者「オンリーワン企業ということですか?」)

オンリーワン企業を目指して、会長の常包からもあったように、事業モデル、製品力といったところで特許を取り、競合を排除していくことをやってきている。


質疑は以上で終了。

議案採決を経て、閉会となりました。
(13:56)

休憩を挟み、14:10より個人投資家向け決算説明会となります。

(続く)

関西の株主さんは面白い方が多いですね。次回は質疑も含めて充実した情報を得られた、決算説明会の模様をお送りします。
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