長年ポートフォリオ運用を行ってきた私ですが、投資先を厳選していく中でも、それぞれに託する想いは分散させることを意識するようになっていきました。
以前、日本株長期投資には2つのアプローチが考えられると書いたことがありました。
実際にポートフォリオを組む上では、3つの類型に分けて想いを分散させるようにしています。
それは次の通りです(下段に代表的なポイントを記しておきます)。
- 消費者の課題を解決する日本企業(BtoC)
… 効率的なオペレーション→他が追随できない価格競争力、新たな市場の開拓→先発優位性(ノウハウの先行獲得) - 企業や社会の課題を解決する日本企業(BtoB)
… 非効率の解消、DX、防犯防災、スイッチングコストの高さ - 世界に通用する日本企業
… 模倣困難な技術の蓄積、占有率の高さ、ブランド力(コスト上昇時も価格転嫁が可能)
あるべき未来に向けて想いを託せる日本企業のカタチとして、この3類型を意識しています。
いずれも参入障壁を構築し、高度な価値創造を行っていることが前提です。
1は主に内需、3は主に外需となりますので、それぞれ打ち消し合って為替の影響はあまり気にならなくなります。
1,3は投下資本に対する効率を意識し、2はノンアセットで勝負するだけに「参入障壁が崩されない仕組みの部分」を強く意識しています。
こうして想いを分散させることで、さまざまなジャンルに関心が持てるようになるというのも大きなメリットです。
だいたいこの3つを1:1:1にできると、自分の中ではバランスがいいかなという感じで、ざっくりイメージしながらやっております。
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