6/16(木)に池袋にオープンした、「#ワークマン女子」併設の「ワークマンシューズ」。
開店直後と先週木曜日と2回足を運んでみたのですが、開店から1ヶ月ちょっと経って少し落ち着いたところで、主に私の主力のダブルエーが運営するORiental TRafficとの比較という観点でその印象を書き残しておきます。
日本経済新聞の記事(有料記事)にあるように、こちらは「高機能・低価格」を売りにしています。
実際、開店時のチラシを見ても、靴の一つ一つに値段とともに説明書き(履き心地・脱ぎ履きしやすさ等)がありましたし、その通りの印象です。
陳列を見ると、デザインやカラーに対する意識は二の次という印象で、少し雑然ともしていました。
なんとなく、バリューを前面に押し出し、欠品をいとわず(ワークマン従来の)「売り切れ御免」という売り方なのではないかと想像できます。
ダブルエーのORiental TRafficとは、似て非なる価値を売っているという印象を強くしました。
実際、少し前にダブルエーのIRの方に、ORiental TRafficとの比較におけるワークマンシューズに対する印象を伺いましたが、以下のお話とともに「競合とは認識しておりません」との回答をいただいております。
- お客様のニーズは違うと認識している。
- 価格訴求の面では幅広い方々が手に取りやすい価格帯であるとは思うものの、価格競争をするつもりはない。
- 商品のデザイン、品質、トレンド感、バリエーションには差がある。
- (自社には)サイズ展開の幅広さ、独自のサービス(トップリフト無料修理、下取り)といった、他社には真似できない強みがある。
- このような勢いのある店舗が注目されることで、靴業界全体の活性化につながることを期待している。
コメントから伝わる余裕に、大変頼もしさを感じたものです。
この2つのお店それぞれのニーズは、「履き潰し」「履き回し」という言葉で表現できるのではないかと思っています。
ワークマンシューズは、靴擦れの深刻な悩みからの解放のためであったり、通勤や外回りの営業のためのものと割り切れるような、大変お値打ちに「履き潰す」ためのお店。
ORiental TRafficは、さまざまなシーンに合わせられるバリエーション豊富なデザイン・色の靴を、気分に応じて使い分けられるように比較的リーズナブルに提供する、「履き回す」ためのお店。
日常のお悩み解決のためのアイテムか、日常の気分を上げるためのアイテムか。
実際売り場をじっくり見てみて、競合ではないと言われていたのにも納得がいきました。
おそらくこの二つのお店で比較購買している方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
ただ以上は現時点での印象ですので、これからのワークマンシューズの展開もウォッチしていきたいと思っています。
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