千賀秀信『なぜ、スーツは2着目半額のほうがお店は儲かるのか?』を読む。

読書

「何番煎じ?」って感じのタイトルですが、意外と株式投資にも役立つ会計本だと思いましたのでご紹介します。

このタイトルが示す通り、「限界利益(付加価値)」に大きくフォーカスを当てた本となっています。
一定の固定費に対して限界利益を増やせるような取り組みが成功すれば、安くしても儲かるということを、多くの実例と数字を使って説明していて、非常に分かりやすかったです。
計数感覚を高める上でも有用だと感じました。

スーツ2着目の他には、セルフうどん店のおにぎり、ゴールデンウィークのホテル料金、(失敗例として)シャープの液晶テレビ などの例もありました。

株式投資に関して言えば、限界利益率が高い事業が売上を伸ばし、固定費を回収し利益の伸びが加速しつつある段階でのエントリーは非常に美味しいですよね。

(固定費を使う)店舗ビジネスで人気に火が点きつつあったり、(限界利益率の非常に高い)ネット系で固定費が先行する場面で先行きに自信が持ててそこで入ることができれば、うまくいけば利益の急増と認知度向上の掛け算で株価はあっという間に何倍にもなります。

10バガーもこういった業種でよく出ていますよね。
モメンタム系の投資をする上で、身に着けておくべき基礎知識が得られる本だとも思いました。

その他では、付加価値を上げる取り組みをして、その一部は従業員へ還元することの大切さを説いている部分は印象に残りました。
やはり経営とは分配の問題でもありますね。

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なお、木綿タム投資は今のところ不発です。。
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