お金の関係の本は、タイトルと内容とに大きな乖離があることが世の常です。
でもこの竹川さんの本はまさにタイトル通りの内容で大変勉強になりましたし、60歳の時点で「これだけ残っていれば大丈夫!」という目安を立てるのに非常に役立ちました。
竹川さんが本を通して読者に伝えたかったのは、以下のことだそうです。
- 自分(我が家)のお金は自分にしかわからない。
- だからこそ、資産形成・管理を行ううえでバランスシートや損益計算書をつくってみる。
- 公的年金保険や退職給付制度について調べてみる。
- そのうえで対策を考えよう。
この1は特に重要です。
長期的なマネープランは自分にしか作れませんし、この本は「自分ごと」としてそれができるよう、懇切丁寧に解説がなされています。
特に参考になったのは、公的年金・(iDeCoをはじめとする)私的年金の受け取り方(一時金・年金・併給)、退職所得控除を使うタイミング、そして金融資産の引き出し方です。
私は今後のお金に関してはインカムゲインを頼りにしたくなく、また楽しく使っていきたいという考えです。
運用をできるだけ長く続け、
「定率引き出し」を行い、
収入に自分の生活を合わせる
という手法は、そんな私にとても合っている気がしました。
「50歳から始める!」とありますが、準備は早いに越したことはありません。
FIRE前後の方にとっても、非常に有用な本かと思います。
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