最近、東証の強い後押しもあって「PBR1倍割れ」がやたら話題に上りますね。
ただ私自身は、PBRの水準そのものを根拠に投資することは皆無に等しいです。
でもこのPBRは、そんな私にとっても使いようがあります。
それは、ちょっとその式をいじることで、とても興味深い真実を浮かび上がらせてくれるからです。
PBR=株価÷一株あたり純資産(BPS) …(A)
この式は、株の初心者向けの本には、必ずと言っていいほど書いてありますね。
ここからひと工夫です。
一株あたり当期純利益(EPS)を間にかましてみると、以下のようになります。
PBR=PER×ROE …(B)
この式もそこそこ知られていると思いますが、ここからがさらに肝心なところです。
(A)の右辺=(B)の右辺となるわけですが、BPSを両辺に掛けてみると、どうなるでしょうか?
株価は ①PER ②ROE ③BPS という3つの要素から成り立っていることが導き出されました。
株価が上がるということは、①②③の一つ以上の要素が上方に変化したということでもあります。
またこの式は、「これから株価が上がる株を見つけるには、PER、ROE、BPS の3つの要素を踏まえながら、上がるかどうかを考えれば良い」ということも示唆しています。
(続く)
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