「習慣化」もいろいろ。

投資スタンス

参入障壁の築き方の一つに、「習慣化」というものがあります。

顧客の囲い込みの一類型なのですが、「ついつい、なんとなく使い続けてしまう」類の製品やサービスを、ブランド力も利用しながら繰り返し購入してもらうというものですね。

代表的なのが、清涼飲料やタバコなどの嗜好品、あるいは洗剤・歯磨き粉など。


ただ、私はこのタイプの事業を行う企業に投資するのはあまり好きではありません。

消費者の惰性を利用しているということや、モノによっては中毒(直近も話題になっていましたね…)や依存症につながりかねないことが自分の中で引っ掛かってしまい、どうも前向きな気持ちになれないのです。


でも望ましい習慣を身に付けていただくための「習慣化」については、その取り組みを応援したくなります。

その観点で投資しているのが、カーブスホールディングスです。


カーブスの本質的な価値提供は、正しい運動習慣を広めることによる「健康生活の習慣化」。

そのことを通じて、「病気と介護の不安と孤独のない、生きるエネルギーがあふれる社会をつくる」。

本当の強みは「習慣化」のための場づくりであり、そのためにコミュニケーション(インストラクターからの声掛け、会員同士の励まし合い等)、コミュニティを大切にする。


このような「習慣化」なら社会課題解決につながりますし、積極的に投資してみたいと考えられます。

「習慣化」を投資アイデアとする場合でも、その中身や行き着く先を吟味した方がいいですね。

好ましくない「習慣化」の方がビジネスになりやすいのは事実かと思います。
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