これまで歩いたことのない街に泊まってみようということで、伊予大洲の安宿を取りました。
中心地は駅から離れた場所にあるのですが、タクシーで向かったこの松楽旅館はなかなか年季の入った外観。
運転手さんに聞けば、学生が合宿に使うような宿だとのこと。
どうりで漫画がいっぱい置いてあったわけです。

外観でビビリましたが、お部屋は思ったより快適でした。
あと共用ですが、お風呂が実質貸切状態で使えたのは良かったです。

さて、街歩きです。
国指定重要文化財に指定されている臥龍山荘に足を運ぶことにしました。
清流・肱川河畔のこの景勝地は、幕末までは歴代藩主の遊賞地として厚く保護されていたようです。
現在の山荘は、明治時代の貿易商・河内寅次郎の構想により築かれたものです。

それでは入ります。

石臼を月に見立てた石積みが、なかなか洒落ています。

こちらは有料なのですが、四国観光アプリ「四国旅ぱす。」の対象施設にもなっています。
JR満喫きっぷで付与された6ポイントのうち2ポイントをここで消化します。
有効期限は最初の使用から72時間となりますので、帰るまでにできるだけ使いたいと思います。




まず臥龍院です。
とても品のある空間で、心がスーッと落ち着きますね。
紅葉の時季に来られたのも良かったです。

知止庵を横目に、奥へと向かいます。

肱川を見下ろす位置に、不老庵が見えてきました。

うわ、これは素晴らしい。

先客がいなくなるのを待ってもう一枚。


臥龍淵を足元に見る崖に舞台造りで立っており、とても良い眺めです。
後で分かったのですが、庵そのものを舟に見立てているのですね。
対岸から崖の上に立つ不老庵を撮った写真も見たのですが、それもまた素晴らしいものがありました。

庭園を引き返します。

臥龍院の外観。
茅葺屋根の農家風の造りが、実に渋いです。



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