千光寺新道をまっすぐ下っていくと、そこは尾道渡船フェリー乗り場です。
「日本一短い船旅」。そうかもしれません。
せっかくなので、向島との間を行き来してみたいですよね。
2つめの福本渡船の乗り場。
そして尾道駅前にある、3つ目の駅前渡船(向島運航)の乗り場。
私はこれに乗ることにします。
船賃は片道100円。小銭を用意しておきましょう。
とても静かな尾道水道を渡ります。
湖の遊覧船に近い感覚です。
向島ドックが目の前に。
福本渡船の船着き場を通り過ぎ…
JFE商事造船加工の脇から運河の少し奥まで入っていき…
向島に到着です。
代わりに下校時の学生が乗っていきました。
3つの渡船の中では一番航路が長いですが、それでも約3分ですから「日本一短い船旅」というくくりにしておきます。
向かったのはハローズ向島店。
尾道・三原辺りで【2742】ハローズ の店舗に寄りたいと思っていたのですが、少し駅から離れてしまう他店舗よりも意外とこちらがアクセス良好なことに気づいたのです。
ハローズは24時間営業が特徴なのですが、ここでもフォーマットはしっかり守っていますね。
で、目的はやまみの株主総会に参加する前に豆腐棚を確認することです。
油揚げは重量がないので、富士山麓工場稼働前でも先行して関西工場から関東に出荷されていたのですが、豆腐に関しては私の家の近隣のスーパーでは未だに置いていないんですよ。
ハローズのPBの豆腐はやまみ製。
150g×3のパック58円は確かに安い。
でも上の段は、北海道産や国産の大豆を使っているとはいえ、g当たりではそこそこいい価格です。
豆腐という商材は、最下段の採算の取れない商品で棚を確保した後、その見返りとして上の段を広く獲得していき、トータルで利益を取っていくのがセオリー。
広く面を取るには生産性と企業体力が必須で、設備投資ができない業者は淘汰されていく構造です。
ただ関東市場に関しては、「低価格推し」で下の段をわざわざ取らずとも、付加価値のある商材を訴求していけばそれだけで商談に乗ってもらえるというのが、中部以西とは違う点のようです。
そこで当社も戦略を変えることになりました。
この辺りに関しては、株主総会の記事で改めて説明したいと思います。
プチサイズは重量からしたら、利幅の厚い商品かと思われます。
来年春発売予定の新製品「国産大豆ミニ木綿豆腐」が楽しみです。
「おからパウダー」はPB含め、関東市場でもかなり浸透しています。
やまみの豆腐棚の支配力を確認することができました。
業界トップの関東の相模屋食料は、こちらでは変わり種や高級豆腐(「まろやか豆乳スンドゥブ」「北海道産大豆とろける生とうふ」など)の供給業者という位置づけであったように思います。
標準品はやはり輸送費が合わないんでしょう。
尾道駅前へと戻ります。
向島に住まれている方、通勤・通学される方にとっては、この渡船はまさに日常の足ですね。
向かいの山の上には尾道城(お城風の博物館の廃墟。よく見ると右側の鯱が欠けているw)が見えます。
豆腐棚を熟視している間に、いい時間になってきました。
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