日経BPさまよりご恵贈いただきました、奥山さんの最新刊です。
今回のテーマはズバリ、「バイ&ホールド」。
個人的には、今までの本の中では一番参考にさせていただく箇所が多かったです。
これから読むのを楽しみにされている方も多いかと思いますので、ネタバレ的な記述は避けますが、「バイ&ホールド」で勝つための実践的な意識の持ち方やテクニック、そしてそもそもどういう方が長期投資に向いているのかについて、丁寧に書かれています。
こういうアプローチは、今までありそうで無かったですね!
特に「第1章 情報との付き合い方」だけでも、この本を読む価値があります。
SNSや掲示板のワナ、投資家が克服すべき「人間の本能」、リアルタイム株価を日中は遮断する…
いかに無駄な情報に振り回されているかを知り、中毒化・依存化して人生を台無しにしてしまわないためにも、それらを遮断して本当に意味のある情報だけを探す習慣を身に付けることが必要であり、この本はその点で大きな助けとなります。
私とは長期投資のアプローチについては違う部分が色々あるのですが、「損切りはしない」「鈍感力トレーニング」といった辺りも大いに共感致しました。
おそらく読む人によって刺さる箇所は(第1章を除けば)別々になるかとは思いますが、長期投資に興味のある全ての方にとって価値ある一冊となること請け合いです。
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