変化に賭ける(ただし…)。

投資スタンス

投資家は「変化」が大好きな生き物です。

PERが切り上がる「変化」に賭けるアプローチとしては、①成長率の変化に賭ける ②リスク認識の変化に賭ける の二つがあるのではないかと私は考えています。


このうち前者については、やはり注目している市場参加者も多く交通渋滞を起こしていて、なかなか厳しい世界なのではないかという印象を持っています。

四半期単位でのポジティブな業績変化を、みんな血眼になって探しますからね…

また一方では、成長率が一段高まってPERがいったん高まったとしても、少しでもそれが鈍化するようなことがあるとその水準が大きく低下しかねないという懸念もあります。


その点、後者に着目している市場参加者(=ライバル)は相対的に少ないように感じます。

リスク認識の変化に賭けるとはつまり、

「リスクが高いと認識されているけど、実際にはそれほどでもない」


というギャップに、いち早く気付いて投資するということです。


例えば以下のようなギャップです。

・市場が成熟していて、将来の大きな成長が望めない(と思われているが、実は…)

・小型株だから環境変化に弱い(と思われているが、実は…)

・事業のストック性が高くなく、業績が不安定(と思われているが、実は…)


一度「リスクがそれほど高くない」と認識が改まれば、それが長続きしやすいという利点もあります。


瞬発力で勝負するような投資手法とは距離を置きたいと考えており、近年はもっぱら「リスク認識の変化」に賭けるのがマイブームとなっております。

その変化は徐々に進んでいくのでしょうから、目論見通りの実現するとしても時間を要するのが難点です。

ただ待てる人にとっては、検討に値する手法ではないかと思っています。

時間がかかるからこそ、このアプローチは人気がないんでしょうね。
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