二年連続、二回目となります。
今回は会場が高輪研修センターからホテルの宴会場へと変わりました。
2月に緊急登板した中村新社長のお話を直に聞ける初めての機会ということもあり、楽しみにしておりました。

株主総会
2025年6月20日(金)午前10時
東京都千代田区丸の内一丁目1番1号
パレスホテル東京 2階「葵」
お土産 無し
会場の前に、味の素ビルドアップフィルム(ABF)の展示スペース、「煎」プレミアムレギュラー・コーヒーを試飲できるスペースがありました。
600~700席ほど用意され、200名ほどの出席だったかと思います。
議長は中村社長。
プロンプターが用意されていました。
藤江会長も見た感じお元気そうで何よりです。
監査報告は、引頭監査委員会委員長より簡潔に。
報告事項のうち事業報告については、映像とナレーションにて。
こちらは後日、プレゼンテーション資料としてホームページにアップされることと思います。
なおメモを取る上で今回大変ありがたかったのは、皆さまの発言及びナレーションの内容が少し遅れてスクリーン上に文字起こしされていたことです(AI+手動かと思われます)。
(10:10)
企業価値向上に向けた取り組みについて
続いて、中村社長から改めての自己紹介を経て、今後の企業価値向上に向けた取り組みに対する抱負を語っていただきました。
ホームページ・招集通知等で既に書かれている内容とにらめっこしつつ、以下ではそのご発言内容をできるだけ分かりやすく再現させていただきました。
(中村社長のご説明)
2025年2月3日、前社長の藤江より「ASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)経営」と「志」のたすきを受け継いだ。
味の素グループが持つアミノサイエンスの独自性と人財・技術・顧客・組織といった無形資産を、より多様性と創造性の高い人材を育成することで磨き込み、より多くの人・社会・地球のWell-beingに貢献する企業として、持続的に企業価値を高めていきたい。
また、失敗を恐れず挑戦を促すとともに、その挑戦の質を高めていくことで、従業員組織が本来持つ能力を十分に発揮できる、主体的に挑戦・成長できる文化へと進化させ、「働きがいNo.1の企業グループ」の実現に向けて取り組んでいく。
私の入社動機は、何か新しいものを開発して人の役に立ちたいという志だった。
1992年に入社以来、味の素ビルドアップフィルム(ABF)を軸とする電子材料事業の立ち上げ及びその発展に従事してきた。
また、2022年に赴任したブラジル味の素では、アマゾンの奥地でも味の素が売られていて、人々の食事を美味しくしていることに感動し、先人の開拓者精神と社会への貢献に尊敬の念を覚えるとともに、私も持続的な成長に貢献していく使命があると感じた。
今後は最高経営責任者として、私の実体験に基づくマネジメント手法である「高速開発システム」を型化して展開することで、味の素グループの2030年のありたい姿を実現することに、全身全霊で取り組む所存だ。
高速開発システムは、目まぐるしく変化する今日の市場環境に、先見性とスピードを持って対応するのに適した手法で、健全な危機感をベースとして「顧客ニーズを先読みする」「複数のソリューションを迅速に開発する」「フィードバックに基づき、継続的に改善する」という3つのKSF(重要成功要因)の上に成り立つもの。
お客様と積極的に関わり、要望される改善を予測して戦略的な打ち手を考え、お客様の製造現場での使いやすさも含めた、きめ細かなトータルソリューションを提供することで、技術・生産・品質の強化と同時に信頼関係も構築するというものだ。
これは電子材料事業の成功に必要不可欠なアプローチであったが、他の多くの事業や機能にも応用展開が可能であると考えている。
人・モノ・カネ・情報に加え、時間を経営資源と捉え、スピード・イノベーション・無形資産の強化によって長期的な価値を創造し、顧客・従業員・株主の皆様・社会といったあらゆるステークホルダーに利益をもたらす企業に育てることが私の目標だ。
私が掲げる経営スローガンは、「ちゃんと考えて、ちゃんと実行する!」。
「ちゃんと」に込めた思いは、本質的に考え、誠実な目的を持って事業を行い、正しく稼ぎ、正しく成長したい、ということだ。
「高速開発システム」と「ちゃんと」という概念を組み込み、「ちゃんと」考えられた戦略の実行による、味の素グループの企業価値向上とコーポレートブランド強化につなげていく。
2030年のありたい姿とその実現への道筋をバックキャストして示した、「中期ASV経営 2030ロードマップ」を発表して、3年目に入った。
従来型の三カ年中期経営計画を廃止し、長期視点のありたい姿から経営が示す挑戦的目標であるASV指標を掲げたが、その達成に向け、組織の壁を超えた新たな価値創造や事業モデルの変革を追求し続ける挑戦をグループ一丸となって継続していく。
こちらに示す図は、味の素グループが大切にしているOur philosophyだ。
味の素グループの志(Purpose)「アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」の実現に向けて、味の素グループの行動指針であるAjinomoto Group Wayに基づき、全社戦略から事業機能戦略に磨き込みをかけていく。
執行役からスタートした味の素グループの志の「自分ごと化」を深めるプログラム、「マイパーパスワークショップ」のグループ全体への展開を進めていく。
一人一人の志と味の素グループの志の重なりを見つけ、自分ごと化した具体的目標へと落とし込み、共感して挑戦し合うことで、エンゲージメントをさらに向上させ、Our philosophyの実行力を高めていきたいと考えている。
「2030ロードマップ」も三カ年目に入り、構想力・実行力の強化がより求められる段階に来ており、価値創造の源泉である無形資産、人財・技術・顧客・組織、それを支える企業文化をさらに進化させていく。
また、多様な関係者の皆様とも対話を重ね、社外有識者を中心としたサステナビリティ諮問会議からの答申をもとに設定した価値創造の考え方に基づいて、味の素グループがマルチステークホルダーから期待されていること、社会に対して提供していく価値という視点から、現在の味の素グループが取り組む重要テーマを六項目に整理している。
2025年2月からの新体制のもと、当社はASV経営のより一層の進化を目指していく。
味の素グループの志と行動指針、Ajinomoto Group Wayを踏まえ、高速開発システムによる「スピードアップ×スケールアップ」を基軸に、既存事業からのフォーキャストとありたい姿からのバックキャストの双方から、事業モデル変革による新事業を創出し、オーガニック成長を確実に推進していきながら事業ポートフォリオを進化させていく。
また、新陳代謝を支える企業文化のもと、経営マネジメントサイクルの進化と無形資産の強化を図り、ASV経営をさらに進めていく。
味の素グループは、グローバル食品とバイオ&ファインケミカル、地域、性別、キャリア、障がい等の視点で多様な人財を融合することがイノベーション創出に重要であると考え、Diversity(ダイバーシティ)、Equity(エクイティ)、Inclusion(インクルージョン)の向上に努めていく。
また、国際間移動ガイドラインを整備し、日本と海外の拠点間のみならず、海外拠点同士の人財交流も推進していく。
食品部門とバイオ&ファインケミカル部門をクロスしたキャリアパスや関係会社間の人財交流など、一人一人に多くの経験を積んでいただき、個人のキャリアが多様化した人財を創出していくことで、性別・国籍だけではない、新ダイバーシティ経営を目指していく。
当社は2030年までに女性管理職比率30%を目標として、「AjiPanna Academy(アジパンナ・アカデミー)」等の施策で、女性人財のパイプライン強化を行っており、2024年度のエンゲージメントサーベイでは、女性従業員の53%が上位職位への意欲を示している。
障がい者雇用でも、特例子会社である味の素みらい株式会社に加え、どの職場でも障がいの有無にかかわらず、誰もが働きがいを持ってイキイキと働ける環境づくりに取り組んでいく。
(会場拍手)
(10:20)
→ 中村社長がそのキャリアを通して育んできた、信念の部分をしっかりと聞くことができて良かったです。「高速開発システム」の横展開の加速を楽しみにしたいと思います。
議案は以下の通りです。
- 剰余金の処分の件
- 取締役11名選任の件
(10:25)
(続く)
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