エスプール株主総会2021(2)(★★★★★)~事業内容および事業方針説明会

株主総会・説明会

事業内容および事業方針説明会

株主総会終了後、11:30より掲題の説明会が開催されました。

幸い、当社HPに説明会資料がアップロードされておりますので、この項目に沿って浦上社長より口頭で説明のあった内容を記しておきます(別ウインドウで開きつつ読んでいただけると幸いです)。

冒頭に誰も信じていなかった5年前の計画を達成できたこと、及び新・中期経営計画達成への意気込みについて話されていました。

そして、インサイダー情報以外はあとで全て質問に答える旨の案内がありました。

以下、資料に書いてないことを中心に記載しています。

グループ概要(P.4)

・株主総会で話した通り、ほとんど各社に任せている。

・月1回の経営会議の場で状況を報告してもらっている他、全国49拠点を回って話を聞いている(最近は新型コロナもあってできていないが)。

グループミッション(P.6)・ソーシャルビジネスとは?(P.7)

《ソーシャルビジネス推進のきっかけ》

・ガラケーを使った派遣ということで、新規性のある便利で早いマッチングビジネスを売りに上場を果たした。

・資金が集まり技術者派遣の会社を買収した直後、リーマンショックが発生。400名いた従業員は次々と抜け100名に減り、グループは債務超過に転落。1年以内に債務超過を解消できないと上場廃止、一時は時価総額も4億円にまで減少する等、ギリギリの状況となった

・そこでみんなで話し合って、ソーシャルビジネスをやっていこうという話になった。

「つぶれた時に悲しまれるような会社になろう」 ー それがみんなの総意だった。

《社会課題の解決を目的としたビジネス》

・分かり切っている少子高齢化さえ、先送りされてしまうのが実情。社会課題はなかなか簡単には解決できるものではない。

・伸びれば伸びるほど社会課題を解決できる会社になること。それによって、そんな会社を応援することで社会課題をみんなで解決しようという機運が高まる。

エスプールグループが提供する価値(P.8)

・「社会に提供する価値」と「企業に提供する価値」をうまくバランスさせることを意識。

温室効果ガス(Co2)排出量の削減支援

《ロジスティクスアウトソーシング - エスプールロジスティクス》

・同社は特徴の無い会社であったが、今後はゼロエミッション倉庫活用によるCo2排出量の実質削減で貢献していく。

・つくばに4,000坪の土地を手当てし、来年秋めどに2F建5,000坪の倉庫を建設する。そこに集約していく。

・ゼロエミッションは、例えばAppleのような会社はCo2を出していない会社を選んで下請けに出し、それを集めることで”ゼロ”を実現する形を採っている。

・我々がそれをやることで、例えば環境にやさしい通販、自然派コスメといった業者の仕事を引き受けていきたい。

《環境経営支援サービス ー ブルードットグリーン》

・環境経営推進による企業価値(ESG評価)向上が求められる中、排出権に対する企業のニーズは高く、値段は高騰していく傾向にある。

・そこでクレジット売買ができる会社をグループに入れた。ブルードットグリーンは、航空会社等名だたる企業300社をクライアントに持つ。Co2の算定、削減可能なプログラムを提供するコンサル、それが難しいならクレジットという形で対応する。

受賞歴・行政連携など(P.10)

・機関投資家が6割弱を保有。欧州の名だたる投資家が長期保有。

・JPX日経中小型株指数構成銘柄200社に2年連続で指定(昔時価総額4億円だった会社が )、過去10年の時価総額上昇率3位。国からも色々な認定をいただいている。

・何が言いたいかというと、皆さんが思っているよりいい会社なんじゃないか?ということ(笑)

FY2020 TOPICS(P.14)

・ブルードットグリーンは2008年以来、久々のM&A。Co2の算定からオフセットまで、ワンストップでサポートできる会社は珍しいのではないか。

人材アウトソーシングサービス(FY2020実績)(P.15)

・持続化給付金、GoToトラベルに係るコールセンターが貢献。組織をすぐ作れる会社があまりなかったということだろう。

・FCが298名(+49名)と順調に増加。私はこの数をKPIに置いている。

障がい者雇用支援(FY2020実績)(P.16)

・障がい者は1,915名へ。事業計画では5,000名へ伸ばすとしている。

・競合他社もたくさん出てきている。業界トップは揺るぎないが、ギアを上げていく。

採用支援サービス(FY2020実績)(P.18)

・電話の本数からすると、急激に各業界の人手は戻ってきそうだ。

・採用支援ではHRテックの会社がない。既にこの分野でのシェアは大きくなっており、プラットフォームとして定期的な収入増を狙いたい。例えるとすれば、アプリを提供してもらいつつ、マイクロソフトのようなOSになろうということ。

新・中期経営計画(P.21)・FY2021 業績予想(P.22)

・ハードルを高くしてしまったかもしれないが、この計画を終えると私も59歳になる。きっちり仕上げたい。

・2021年度は2025年度に向けた仕込みの1年。物流・ブルードットグリーンに注力し、投資をしながら利益を上げていく。

この後がまたまた充実した内容の質疑応答と、まとめになります。
にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
↑ ポチっとお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました