私の長年の主力であるリログループ。
株主総会に参加するのは、実は今回が初めてでした。

株主総会
2019年6月25日(火)午前10時
東京都渋谷区代々木二丁目3番1号
ホテルサンルートプラザ新宿 1F「芙蓉」
お土産なし
席は70強に対し、出席者は半分程度。
時価総額4千億円超の企業としては、ちょっと寂しいかなという感じです。
驚いたのは、会の進行。
事務局担当者の「礼!」から始まり、「株主の皆様っ!おはようございますっっ!!」と中村社長からの絶叫系のご挨拶が続きます。
私を含め、何名かその「圧」にのけぞっていました(苦笑)
そういえば新宿駅南口を出た瞬間に案内係が立っていましたが、その時点から体育会系というか、軍隊のような企業風土が垣間見えた気が。
ストックビジネスを中心に営む企業らしからぬ前のめりの姿勢には、「なんだかな~」と思いつつも株主としてある種の頼もしさを感じたのも事実です。
事業報告はスライドを使いながら、ハイテンションで中村社長が説明しておりました。
(スライドは決算説明会資料をベースに作られていて、相変わらず仰々しかったです。)
特に力を入れていたのは「第三次オリンピック作戦」についてです。
人口減少が鮮明になっていく中におけるリログループの使命として、
- 本業以外の業務をサポート
- 日本企業の世界展開を支援
- 日本の大転換に不可欠な存在
の3つを掲げておりました。
また福利厚生事業のテーマとしては、
- 大手企業と中堅・中小企業の福利厚生の格差を埋める
- 首都圏企業と地方企業の福利厚生の格差を埋める
といった感じで、いちいち熱いです(笑)
そして今後に向けての大きな期待を抱かせるのは、やはり世界第3位のリロケーションカンパニーであるBGRSの買収ですね。
決算説明会の肝となる部分を一つ一つ中村社長が魂を込めて語ってくださったのは、いくらロゴが馬鹿デカいとはいえ 資料だけでは伝わらない部分があったので、有難かったです。
なお、決議事項は取締役選任の件のみでした。
質疑応答
(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)
管掌部門に応じて、担当役員が回答していくスタイルでした。
Q
正社員・非正規の割合を教えて欲しい。
A
正社員が54.4%、契約社員が45.6%。
非正規に社宅の管理人が多いため、こういう構成になっている。
Q
海外展開を進めていくのは素晴らしいが、できれば中国・韓国は止めていただきたい。
A
まず欧米をと考え進めてきたが、お客さまが選んだ赴任地に合わせて展開していくことが我々の使命でもあり、そこはご理解いただきたい。
Q
女性・外国人の役員がおらず、ダイバーシティには物足りなさを感じる。
A
女性の採用は男女平等だ。
役員はグループ会社に3名おり、管理職への登用も順次進めている。
外国人の採用は留学生が1名。
AIRINC社は100%外国籍である等、グループの中では人材のグローバル化は進んできている。
(特に印象に強く残る質疑はありませんでしたね。)
所感
締めは、事務局による「役員一同起立をお願いします」の発声の後、役員一人一人が「ありがとうございました!」とお礼を言いながら退場するという、これまた今まで見たことのないスタイルでした。
全般的に暑苦しかったですね。まだ6月で良かった(笑)
会場の参加人数が意外と少なかったのは、ひょっとしたらこの運営スタイルが災いしているのかもしれません。
事業報告は他社に比べるとメリハリが利いていて良かったのですが。
投資判断においてネガティブなものは無かったものの、来年は参加しなくてもいいかなという意味で、評価は★★☆☆☆とします。



コメント