続いて決議事項です。
- 剰余金の処分の件
- 定款の一部変更の件(場所の定めのない株主総会を可能とする変更)
- 定款の一部変更の件(取締役会議長選任方法の変更)
- 取締役5名選任の件
- 監査役1名選任の件
- 中長期業績連動報酬制度変更の件
質疑応答
(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)
(1時間程度に収めたいため)時間に限りがあることから、全ての質問に答えられない可能性もある旨、および1人1問とさせていただきたい旨の説明がありました。
まず、事前受付のものから、特に関心の高いと思われる3つの質問に答える形でした。
【(事前)質問1】
事業構造が労働集約的になり過ぎているのではという懸念がある。
「圧倒的な生産性」を実現するためには、優秀な人材を獲得して事業発展につなげることが必要ではないか。
⇒
「圧倒的な生産性」の実現に向けた施策については、先ほど説明した通り。
中期経営計画の進捗アップデート(クロスセルの強化等)を以て、質問の回答とさせていただく。
【(事前)質問2】
毎年のように決算の訂正をしている印象。
会計システムを販売する会社としてどうなのか。
⇒
(春日取締役)
誠に恥ずかしいと感じると同時に、お詫び申し上げる。
限られた人数で検証していたことが原因。
人員の適正配置・検証体制の見直しを行った。
グループとして会計に関わる製品・サービスを取り扱っている以上、より緊張感を以て取り組む。
→ これは私も気になっていたところ。事業構造の転換に向けて多忙かとは思いますが、足元はしっかり固めて欲しいです。
【(事前)質問3】
2年連続で中長期業績連動報酬制度の変更を議案として上程している。
中長期のものを短期間で変えるのには、どういう事情があるのか。
⇒
(福谷取締役)
報酬諮問委員会にて6回にわたり忌憚のない意見交換をし、代表取締役社長の株式報酬の付与制限としている「ストック売上比率」については進捗を確認するための指標としてはふさわしくないのではという議論がなされ、調整後1株利益の3年間の年率成長率を代替案とした。これにより恣意性が排除され、中長期に事業価値向上に対するインセンティブが強まるものと判断した。
ここからは当日会場での質問です。
【質問4】
統合報告書を出されたが、どのような反響があったか。また営業上のメリットはあったか。
(私からの質問です)
⇒
営業面では明確なものは出ていない。
ただ、採用面においては効果があった。
グループの中で散在していた情報がまとめられていて全体の方向感が出ていることから、事前の理解が深まったとの声をいただいている。
採用に関わっている者としては、意味があったと。
投資家からは、これからどう変わっていくのか、関心を持って継続的に見ていくとの声をいただいた。
会場での質問はこの1件のみでした。
1人1問とのことでしたが、もう1回質問しても良かったかもしれません(一応、用意はしていたのですが)。
10:49に閉会の後、選任役員・監査役の紹介がありました。
所感
構造転換のさなかでKPIの未達項目もあり、いつもと少し違い、グループとしてどこか「生みの苦しみ」でもがいている雰囲気も感じられる総会でした。
中期経営計画の進捗アップデートの説明については分かりやすく、今後への期待を抱かせるのに十分な内容でしたが、今年は質疑応答が少なく、時間短縮もあって盛り上がりに欠けた点はやや物足りなかったです。
評価は前回から1つ落とし、★★★☆☆とさせていただきます。
(お土産)
今年はいつものものに加えて、統合報告書の冊子をいただけたのがありがたかったですね。
来年以降も用意いただけると嬉しいです。
↑ ポチっとお願いします。
コメント