著者はカーブスを初めて日本に紹介し、業態開発に深く関わったシニアビジネス分野のパイオニアということで読んでみました。
この本のメインターゲット層は私より10歳、20歳上なのでしょうし、「老い」について考えるにはチト早い気もしますが、退職をしたという点では一緒です。
健康で自立した生活を送るための「10の秘訣」は、人生100年時代を「自分ごと」としてとらえ、今後の身の処し方を考える上で、大変参考になりました。
長期投資を通じた複利効果の享受も、心身両面の健康があってこそですよね。
中高年にとっての筋トレの効用のように、意識していないと普段なかなか目にしない項目もあれば、「会社軸」から「自分軸」へのシフト、他人の役に立つことによる「心理的報酬」(「他人が癒されるとき、自分も癒される」)等、昨日のエントリに通ずるものがあったり。
運動習慣を定着させることやボラティア活動を通じて、生きる活力を取り戻していく方々のお話にも大変勇気づけられるものがありました。
「スマート・エイジング」とは、「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」。
こうしたことに元気なうちに意識が向けられるようになったことも、アーリーリタイアのメリットの一つかもしれません。
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