リタイア後初めての「なんとかショック」。

投資スタンス

思えば、個別株を本格的に始めた2008年も、いきなりリーマンショックに見舞われたものでした。
当時は毎月の給料がありましたし、個々の企業を見ればバリューション的にも「待っていれば報われる」と考えることができました。

リタイアして定期収入が無くなった今、初めての「なんとかショック」に直面してどうかと言うと、意外にも冷静でいられる自分がいます。

それは「株価」に投資しているのではなく、「価値」に投資しているからです。

新型コロナウイルスは経済の様々なところに影響を及ぼすでしょうが、それは長い目で見れば一過性であり、いずれ財政の下支え等もあって収束していくことを本線と考えております。

企業価値を、ここでは「会社が生み出す将来のフリーキャッシュフローを割引いた現在価値」としましょう。
持続的な競争優位性が認められる企業であれば、たとえここから1~2年業績がヘコむことがあっても、早晩本来の収益力を取り戻し、企業価値に与えるマイナスの影響はごく軽微なものに留まるはずです。
継続価値と永久成長率を崩すような事態にならない限り。

内在的な「価値」に大きな変化は無いか。
ここが肝だと考えています。

週1回買っていた3Pの豆腐を、これからは2週間に1回にする。
連結会計業務やその過程で生じるデータの分析処理を、外部のシステムを使わずに自社内のリソースだけで休日返上で完結させる。
果たしてこういったことが起こるかどうか。

今回の事象が「価値」に与える影響を投資先1社1社について考えていくと、わざわざ安値で手放す必要がないものが大部分のように感じます。
その投資が「価値」にフォーカスしている限りにおいて。

ただ、企業によっては私の投資先でも不可逆的な影響が出てしまうかもしれません。
例えば人々の価値観や行動スタイルが大きく変わるとか。

その見極めは、この10~12月期以降の結果(消費税増税の影響がでた昨年よりも悪くなったりしたら…)、あるいは再来期の業績予想を見てということになると思います。

私が慌て出すとしたら、1年後くらいでしょうかね。。
その場合には手遅れとなっているでしょうが(苦笑)

今は購入時のストーリーを再検証することが大事かなと考えています。
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