土合駅を出て、谷川岳の大岩壁を仰ぎ見るべく散策をすることにしました。
まずは踏切を渡って、谷川岳ロープウェイ方面に向かいます。
土合橋から見える人口の滝「湯吹の滝(土合砂防堰堤)」。
水量が多くて迫力があります。
この日はとにかく暑かったのですが、見ているだけで体感温度が下がる気がしました。
ロープウェイが見えてきました。
ロープウェイ土合駅口でもある、谷川岳ベースプラザ。
中に入って汗が引くのを待ち、出発します。
谷川岳山岳資料館。
ここから先は車輛通行止めとなっています。
熊にご注意。
トレッキングコースは舗装されています。
というのも、ここは清水峠を越える国道291号線(ただし、途中から廃道状態)だからです。
道は木々に覆われている箇所が多く、暑さも少し和らぎます。
少し開けた場所では白毛門が見えました。
マチガ沢出合に到着。
土合口駅からは30分くらいでしょうか。
清水峠を越えて越後から山道を夕暮れ時に下ってきた人が、このあたりで灯火(かつては宿があったそうです)を目にして「ああ、町が見える」と喜んで発した言葉が、マチガ沢の名前の由来なのだとか。
山容がはっきり見え、雪渓も確認できました。
途中で谷がS字に屈曲していますね。
好天に恵まれて良かったです。
一ノ倉沢出合から戻ってきた、定員8名の電気バス。
ガイド付きで500円で乗車することができます。
意外と標高は高くありません。
「沢」ということで、ちょろちょろと水も流れています。
この先のブナ林が美しいです。
秋になると、熊や猿が実を食べに来るそうですよ。
歩いていると、まるで天然のエアコンのように岩の間から冷気が伝わってくる場所があり、とても気持ちが良かったです。
後で聞いたら、「氷河の吐息」という場所だそうです。
一ノ倉沢出合に到着。
ロープウェイの土合口駅からは一時間かからないくらいです。
北アルプスの穂高岳や剣岳とともに日本三大岩壁に数えられる、ド迫力の谷川岳・一ノ倉沢!!
現地での威圧感は相当なものがあります。
2,000mに届かない山とは思えません。
仰ぎ見ると、雪渓がしっかり残っています。
そして右側の衝立岩の反り返りっぷりがヤバいですね。
かつて「魔の山」と呼ばれ、多くのクライマーが犠牲(死者だけで800人位)になっただけのことはあります。
自然に対する畏怖の念を抱かざるを得ません。
なお東面のため午後には日陰になるので、訪れるなら午前中の方が良いかと思います。
沢の所まで来ました。
水が冷たくて、気持ち良かったです。
東京から日帰りも可能。夏の18きっぷでの行き先候補としてオススメです。↑ ポチっとお願いします。
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