久しぶりに当社に関する記事です。
9/14の2Q発表及び通期上方修正発表以降、ようやく底打ち感が出てきたとはいえ、株価はどうにも冴えない状況が続いております。
それまで買われていた反動でいったん仕切り直しを迫られている投資家が多く、追加のポジティブな情報が(一見)不足している中、上値が重い印象です。
足元の円安も一つあるのかもしれません。
ただ1ドル80円の時代から成長拡大してきた企業ですし、為替そのものの条件は同業他社も一緒です。
値付けは自分たちで決められるSPAであり、サプライチェーン全体においてコスト増を吸収・転嫁できることは、これまでの歴史が証明しております。
より根本的な理由は、中期経営計画の達成が疑問視されていることにあると私は考えております。
中期経営計画のおさらい
中期経営計画の詳細は直近の「事業計画及び成長可能性に関する事項」に記載されておりますが、概要は上の通りです。
この営業利益が達成されるとすれば現在の株価は相当割安であることは、ちょっと簡単な計算をしてみればすぐに分かります。
計画を信じるなら、営業利益の今期着地予想に対して年率約+40%が2期続く計算(CAGR約40%)になりますから。
ただ「26年1月期に営業益40億円目指すがやや強気。」と四季報コメントにあるように、これを額面通りに受け取れないというのが一般的な反応かと思います。
実際、下表のようにこれまでの業績と並べて見ると、営業利益率に関して飛躍している感は否めません。
ほぼコロナ禍の影響を影響を受けていない2020/1期でも営業利益率が9.7%なのに、2026/1期にはたして15.4%にまで持っていけるのか??と。
ところがIR照会を通じては、先方から「無理なく達成できる」とのニュアンスが度々伝わってきます。
このギャップは何なのかと不思議に思い、色々質問を繰り返したり、個々のニュースリリースをもとに考えを巡らせたりしていくうちに、段々とこの計画の骨格を成す一連のストーリーが、私なりに理解できるようになっていきました。
(続く)
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