銘柄探しにおいて、スクリーニングをやったところで、いいものが見つけられた試しがありません。
だから私はもうスクリーニング自体をやらないことにしています。
やはり誰でもパッと見つけられる情報には価値は無いということですよね。
一見割安に見えるものも、市況による業績変動が大きい業種であったり、特需や資産売却等により一過性の利益が計上されているものであったり、そう見えるなりの理由があります。
私自身は、一見入りづらいものをあえてピックアップするようにしています。
最近のお気に入りは「訳あっての減益」です。
例えば、以下のようなもの。
- 莫大なプロモーション費用の計上(minne育成中の【3633】 GMOペパボ)。
- 一時的なインフラ投資の増大(サーバー移行に伴う費用二重計上の【3930】 はてな)。
- 収束目途のある不採算案件の発生(【3836】 アバント)。
- 儲かっている子会社の戦略上の理由による売却(【2815】 アリアケジャパン)。
これらは見栄えが悪くても、中期的に業績が改善することがわかっているため狙い目となります。
チャートが壊れていれば、ゆっくり集められるのでなお良し。
特にアバントの場合は、企業買収に伴うのれんの償却が2年後には終了し、それだけで年間1億円超の増益が見込まれる状況ににありながらチャートもダダ下がりの状況であったため、これはチャンス!と思い自信を持ってインすることができました。
スクリーニングでは引っかからないものを、独自の視点でピックアップできるようになりたいものです。
そこに「儲けの種」が潜んでいる可能性は、それなりに高いと思っています。
コメント
こんばんは!
GMOペパボは投資が思ったより長引いていて、どうなるんだろうと思っていましたが落ち着いてきて良かったです。
「訳あって」と言えば最近だと「米中貿易摩擦により当期の売上高予算構成における上位3案件の受注量が、当社の当初計画よりも大きく減少する見通しとなりました。」なんて下方修正を見たんですが、貿易問題も一時的と思えば「訳あって」って事で買い意欲が出てきますね。まだどうなるか分からないので悩ましい所ですが。
GMOペパボはあれだけ時間とお金をかけたのだから、勝算はあるんでしょうね。
それにしても、そんな下方修正理由があるんですね~。
一度減った受注量が戻るのかどうかが見極められば良いですが。。
「米中貿易摩擦」は単なる言い訳にも使えそうなフレーズなだけに、たしかに悩ましいところですね。