この日のお宿は「湖上苑」さん。
その名が示す通り、中禅寺湖に最も近い宿です。
今回の旅行の最大の目的は、前から興味のあったこの宿に泊まることでした。
1人の場合は泊まれるのが1室のみで、なかなか空きが出なかったりするのですが、キャンセルがあったのか比較的間際で運良く取ることができました。

旧外国大使別荘跡とありますが、外観はペンション風です。

1人用の部屋はお風呂・トイレとも無いため「訳あり部屋」とされています。
ですが、他の部屋全てと同様、中禅寺湖を臨む絶好のロケーションです。
二重の敷布団が最初から敷いてあるのも、個人的には地味に嬉しいです。

コストを削るところはしっかりで、メリハリを付けている感じですが特に問題はありません。

ベランダに出てみます。
ちょうど男体山を背にする形の場所です。

スワンボートが行き交っていました。

こちらの大きな売りは、はるばる奥日光の日光湯元温泉から引いている源泉かけ流しのお風呂。
源泉は「奥日光開発(株)1、2、3、4、7号森林管理署混合泉」。
小さな岩組みの湯舟ですが、幾重にもこびりついた湯の花の美しさがたまりません。

そして何といっても、綺麗に緑がかったお湯の色!

湯口には陶器が使用されています。
硫化水素臭あり、ややえぐ味も感じられる本格派の硫黄泉で素晴らしいです。

中禅寺湖を眺めることのできる、木枠の露天風呂。
木とガラス枠で囲われているので、風の強さも気にせずに浸かることができます。
スワンボートや遊覧船から見えるのが気になる方用に、目隠し用のフタも置いてありました。

よく見ると湯口には石が置かれており、これで温度と湯量を調整しているようですね。
湧出地の泉温は78.5℃なので長距離の引き湯でもかなり熱めになるところ、浴槽の中は心地よい塩梅に落ち着いていました。

白い湯の花が大量に!

無料の貸切風呂もあります。
もっとも全10室ということで、内風呂や露天風呂でも他の方と一緒になることはありませんでした。

こちらも内風呂のミニ版といった感じで、綺麗な色合いでした。
湖畔で高クオリティのお風呂。テンション上がります!


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