おなじみ「エナフンさん」の、株を題材にしたエンタメ小説です。
全くの素人の夫婦が、謎の店で出会った昭和の大投資家に教えを乞いながら、小型の成長株への真っ当な長期投資のスタイルで成功を収めるというプロット。
投資の内容そのものはエナフンさんのサクセスストーリーを想起させるものとなっており、また純粋に小説としても面白いです。
投資歴20ウン年の私みたいな投資歴がそれなりの投資家であれば、2010年代のあの独特の高揚感を再現していただいているので、ノスタルジーに浸ることができるかと思います。
また節目節目では、「投資に勝つコツ」が40項目(最後は「人生に勝つコツ」3項目)メモとしてまとめられていて、どのレベルの投資家であっても、自身の投資手法の良い振り返りの機会にもなるかと思います。
今は企業の情報開示姿勢もだいぶオープンに変わりつつあり、また各種ツールの充実もあって個人投資家のレベルそのものも上がってきていて、あの頃のように「お宝」が割安で放置されにくくなってきているとは感じます。
その中で卓越した結果を出そうとして、どうしたらいいか分からなくなったり、色々と考えをこじらせてしまったりする方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、「もっと株はシンプルに考えていいんだ」と初心に帰らせてくれる、そんなロマンいっぱいの小説でした。
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