今日は、企業分析においては案外見逃されがちな、「経営陣の判断の質」の見極めに関するお話です。
企業について考える際、分析上、最も重要な考慮すべき事項は、ビジネスの質と経営陣によるキャピタルアロケーションの判断の質です。
ニック・スリープ
保有する期間が長くなればなるほど、その成果はこれら二つの尺度と密接に結びつくことになります。
「ビジネスの質」を分析することは、長期投資を志す者であれば当然欠かせないものです。
その結果として、キャッシュ創出力の優れた企業を投資先候補として選定することになるでしょう。
ただそれだけでは不十分だということを、上記引用は示唆しています。
これと同じくらい重要なのが「経営陣によるキャピタルアロケーションの判断の質」だと、私も思うようになりました。
企業自身の力で複利によって加速度的に価値を高められるかどうかは、いかに創出したキャッシュを上手に再投資できるかにかかってくるからです。
そこで鍵を握るのが、経営陣による資本配分の巧拙です。
言い換えるなら、「経営陣が投資家として優れているかどうか」。
「ビジネスの質」と比べるとあまり意識されていないように思えますが、「任せる」側として、とても重要な視点だと思っています。
成長への投資機会がたくさんあることに加え、(例えば先々の需要を見越して待ち伏せするなど)勝負処では大胆に投資ができるような経営陣かどうかも見極めたいところです。
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