有名なロシア民謡で「一週間」という歌がありますよね。
昔は「なんだこのスローモーな人は?」なんて思っていましたが、リタイアした人間にとっては、あれは結構他人事ではない歌のように感じられてくるのです。
日曜日に 市場(いちば)へでかけ
糸と麻を 買ってきた
テュリャ テュリャ テュリャ(以下略)
月曜日に おふろをたいて
火曜日は おふろにはいり
テュリャ テュリャ テュリャ(以下略)
水曜日に ともだちが来て
木曜日は 送っていった
テュリャ テュリャ テュリャ(以下略)
金曜日は 糸まきもせず
土曜日は おしゃべりばかり
テュリャ テュリャ テュリャ(以下略)
改めて文字で眺めてみると、怖くないですか?
「ともだちよ、これが一週間の仕事です」(ドヤッ)とかって。。
でもこれを笑っていられないのが、リタイア生活です。
意識して用事を作っていかないと、気がついたらこの歌のように、一日に一つの用事くらいのペースで流されて過ごす羽目になってしまいます。
特に専業投資家の場合、
日曜日は 市場(まーけっと)が休み(完)
といった感じで、週末が来るたびに「さて何しよっかな?」みたいな事態に陥りかねません。
やっぱりリタイア後を支えるのは、「きょういく」「きょうよう」です。
「きょういく」(今日行くところ)「きょうよう」(今日の用事)を自分で設定することって、大事だと思うんです。
せっかく会社軸から離れて、自分軸で生きる、自分の人生のオーナーになる選択をしたのですから。
アーリーリタイアを考えている方は、そこで何をやるかのイメージをあらかじめ持っておかないとマズいです。
解放感は一瞬のことで、わりと淡々と時間は過ぎていきますので。
私の場合、お陰様で興味深いお話をいただくこともありますし、会社を辞めてやりたかったことはある程度できている感覚はあるのですが、同じことをこの先数十年続けるのかと思うと、それもどうかなあと考えてしまう部分もあります。
体力と気力がまだあるうちに、自分の中での小さなチャレンジは少しずつ意識してやっていきたいところです。
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