外泊「石垣の里」(2)~24年4月 宇和海・四万十旅行記その7

旅行

(愛媛・高知で震度6弱の地震がありました。地震があまり無い地域なだけに備えがしっかりしているのか心配でしたが、この「石垣の里」でも崩落が7か所確認されたそうです。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。)

石畳の細い道に、消防車マークの描かれた消火栓がありました。

これだけ道が狭く家々も密集していると、集落の維持管理も大変だと思います。

この広いスペースは、地元の子供たちが描いた「石雛」が飾られる、「だんだん雛祭り」の会場でもあります。

石垣の壁には窪みが設けられていますが、これは「遠見の窓」と呼ばれているものです。

家の台所で食事の支度をしながら、漁に出た夫が無事に戻ってきたかがわかるように、窓に合わせた高さになっています。

ここも元は家があった場所なのでしょうね。

この漁村ではこの「遠見の窓」を随所に見つけられ、民家の敷地でなければここから海を望むことができます。

さらに上に登っていきます。

憩いの場・観光拠点の「だんだん館」です。

食事もできましたが、残念ながら3月末で営業終了となったようです。

ここからの眺めも素晴らしいですね。

石雛が置いてありました。

隣の家と比較すると、石垣の高さが分かります。

(狭い道なので、崩れているとすれば心配です。)

石垣屋(現在は営業を止めてしまったようです)の元女将さんのお言葉だそうです。
大変重みがありますね。

集落の端には、「外泊の川」が流れています。

昔はここで洗濯したり、井戸端会議をしたりして、交流の場となっていたようです。

右側奥には、段々畑が見えます。

その段々畑も、石垣で守られておりました。

この渋い民宿はネットで検索しても出てこないので、現在は営業していないかもしれません。

別の「遠見の窓」。

ちゃんと海を見下ろしやすい位置に設けられています。

何度も階段を上り下りしながら、唯一無二の風景を楽しんでおりましたが、そろそろ帰りのバスの時間が近づいてきました。

素晴らしい風景の中に生活感もあり、ここに暮らす人々の温かさを感じる場所でした。
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