4月の売買です。
《買い》
【4936】アクシージア(追加×9)
… 成長著しい中国の高級化粧品市場に最適化した事業戦略を採りつつ、「日本企業であること」自体の価値をフル活用するという、立ち位置の「ズルい」、ユニークでしたたかな企業です。
【3835】eBASE(追加)
… eBASEserverの3月実績を見て、上方修正は固いとみて一単元だけ購入。実際にそうなり、いったんは株価も上昇したのですが、結果的には意味なかったですね(苦笑)
【3663】アートスパークホールディングス(新規+追加×7)
… 十数年前、セルシスを保有していたことがあるのですが、それ以来ですね。世界の漫画人口の増加に応じて成長できるストーリーには夢があり、個人投資家にも人気の企業です。UI/UX事業が足を引っ張らなければ株価も低迷していなかったでしょうし、「CLIP STUDIO PAINT」Android 版のサブスク無料期間終了・課金開始への期待もあり、諸々底を打った感はあったので購入を進めていきました。本日、通期上方修正が期待できるレベルで中間上方修正が出ましたね。
【7545】西松屋チェーン(新規+追加×2→一部売却→追加×6→一部売却→追加×2)
… 十年くらい前までは子育てでお世話になっていました。ずっと投資先としては意識してこなかったため、昨年の快進撃に気付くのが遅くて「しまったなあ」と思っていたところです。今期予想は増収増益で出してきたのですが、株価を見ると「特需」とみなされて好業績の持続性に市場は懐疑的なのか、社長交代で注目された昨年夏~秋とさほど変わっていません。値引き抑制を定着させた上での出店加速の効果は大きく、伸びしろはかなりあるのではと思い、集めることにしました。
【7309】シマノ(新規→全部売却→再購入→全部売却→再購入+追加)
… ここはいつかは買いたい憧れの企業だったのですが、後述の私自身の運用の方向性の変化と、納品が追い付かない受注状況を踏まえ、1Q発表前に購入。結果的には恐ろしいほどの警戒売りと出尽くし売りが出て、早まった感満載でしたが、発表された業績自体は非の打ちどころのないものでした。
《売り》
【7683】ダブルエー(追加→一部売却→追加×6)
… 本決算も無事通過し、しばらく大きく動くイベントもなさそうということで、3月決算発表シーズンに備えた資金確保のために一部売ったのですが、投げられたところでは集め直しました。トータルの株数は少しだけ減っています。
【6544】ジャパンエレベーターサービスホールディングス(一部売却×3)
… 同じ内需というくくりで、一部を高PERの当社から、割安さが際立つ西松屋チェーンにシフトした形です。
【4540】ツムラ(全部売却)
… こちらも決算発表シーズンに備えた資金繰りのため。結果が出るとしてもまだまだ先でしょうし。
【8876】リログループ(一部売却×2)
… ここ2~3年は投資家フレンドリーの姿勢が消え、企業としての在り方に疑問を感じることも多くなり、徐々に保有株数を減らしてきたのですが、最終的には減配が引き金となり(「当面業績は戻らない」という企業側の見通しの表れと見て)、ついに「ろくすけカブス」からも外す決断をしました。残りは1単元です。ここの復活に賭けるよりは、他に配分した方が税金を考慮しても資産を増やせる可能性が高いと考えました。1銘柄あたりの最終実現益が1億円に達するかもと、取らぬ狸の皮算用をしていた時期もあったんですけどね…
【6235】オプトラン(一部売却→追加×4)
【3891】ニッポン高度紙工業(一部売却×2)
… 上にも下にも値が飛びやすい株の1銘柄あたりのウェイトをいったん下げました。オプトランに関しては、Appleの動きがやはり気になってきたので、その後少し買い戻しています。
《「いけす」》
【6289】技研製作所(全部売却→再購入)×3(高知)
【6361】荏原製作所(新規)
【6367】ダイキン工業(新規)(大阪)
【6432】竹内製作所(新規+追加→一部売却→追加)(長野)
【6506】安川電機(新規)(福岡)
【6594】日本電産(新規)(京都)
【8218】コメリ(新規)(新潟)
【8771】イー・ギャランティ(全部売却→再購入+追加→一部売却)
【2157】コシダカホールディングス(全部売却)
【3359】cotta(全部売却)
【4556】参天製薬(一部売却→追加→全部売却)
今月はグローバル大企業を入れること(連休前のためか、最後売られたものが多かったですね)、中小型であっても外需の取り込みが可能なものを増やすことを意識しました。
全般的に、ポートフォリオ構成企業の多様性を高め、ボラティリティは抑えたいという思考で動いています。



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コメント
ろくすけさん、こんにちは。私も西松屋に気付くのが遅れました。しまったぁ!です。あとそろそろリロ・ホールディングをどうするかは考え時ですね。ただ後釜が思いつかないのでキャッシュにするかもしれません。
西松屋は昔から評価は低いですが、実績を重ねることで市場の見方も変わってくることを期待しています。
リロはやはり時間かかりそうですね。。
「リログループがここ2~3年は投資家フレンドリーの姿勢が消え」とありましたが、実際どんな変化を感じられたものでしょうか?
私は投資家にもよくしない会社は、お客さんにもよくできないとの考えがあり、IRとかに疑問がある会社は避けるようにしてます。IRだけで会社の体質を顧客主義か自社都合主義かを判断するのは少々行き過ぎかもしれませんので全く一つの判断材料になってますが、ろくすけさんの今までの経験ではどんなもんでしょうか?
いけす銘柄に会社の所在地があるのは遠征を意識しての事かなぁなんて思いました。
私もこの考え嫌いじゃありません。
株価が上がってくると、転換社債を発行して潜在的株数を増やし、株価の上値を押さえつける動きが2回ありました。
とくにコロナショックからの回復期においてやられた分は、ショックが大きかったですね。
成長を有利子負債を使った企業買収によって「買う」色合いが濃くなり、成長に対する焦りが見えていたと感じました。
企業には持続可能な成長スピードというものがあり、それを超えるとどこかで無理が生じ、株主を含めステークホルダーのどこかにしわ寄せがいくと思っています。