旅行記を再開します。
「おとぎの宿 米屋」さんの夕食です。
お食事処は「森のことば」と名付けられています。
正面に見える不思議な形のものは…
森の中にいる虫のすみかをイメージした、ワインセラーです。
個室への入口は洞窟のようになっていて…
それぞれの名前は森の中から聞こえてくる音が付けられています。
私は「むくむく」でいただくことになります。
席につく前の時点で、ここまで長い紹介は初めてです(笑)
こちらのお宿のコースは「おとぎ会席」と名付けられていて、おとぎ話の要素を料理の一品一品に反映させ、楽しくいただける工夫がなされています。
季節によってテーマが変わり(「vol.77」となっていますね)、私が訪れた時は「美女と野獣」でした。
(洞窟の入口に、絵本が立てかけてありましたね)
飲み物は、鹿児島・小正醸造の「天地水楽」。
有機栽培されたさつまいもを使った芋焼酎で、甘みとコクのバランスがいいですね。
奥にあるお釜に火が入ります。
ごはんが楽しみ!
最初の一品はかくや和え。
漬物を千切りにしたものですが、脇にはもって菊が添えられ、食用のバラが乗っています。
最初からビジュアルに驚かされます。
次に箱がやってきました。
中は二段になっておりまして…
海老あられ揚げ、どろ豚ベーコン、小茄子田楽、菊花蕪、銀杏素揚げ。
胡桃豆腐と、サーモンと酒粕の紅葉漬。
一品一品、見せ方も含めて手が込んでいます。
松茸土瓶蒸しと、十年(エゴマ)おはぎ。
松茸の香りと旨味がぎゅっと凝縮されています!
そして一転、なんともキュートなお皿が運ばれてきました。
鮪を一本のバラに見立てています!
脇には、鯛や彩り豊かなお野菜。
和と洋が違和感なく共存していますね。
藻塩と有機大豆醤油でいただきます。
今度はとっても賑やかなお皿。
湯葉ゼリーかけ、ズワイガニや焼き舞茸のほか、ホタテ貝や板に挟まれた一品も見えますが…
開けるとホタテフライでした。
タルタルソースでいただきます。
こちらはサンマの塩焼きでした。
きぬかつぎ(里芋を皮つきのまま蒸したもの)、栗、ブラウンマッシュルーム、むかごといった、山菜も名脇役。
これから調理される、短角牛のサーロイン。
こちらが上品な味わいの焼きすきになりました。
ごはんが炊き上がりました。
鮭の存在感!見た目がまず美しい…
いくらを乗せながら、はらこ飯としていただきます。
鮭の身、いくらはもちろん、煮汁の味付けが素晴らしすぎて。。
無限に食べていたいのですが、既にお腹がはちきれそうです。
デザートは黒胡麻プリン。
こちらがストーリーに沿ったお品書きです。
あまりに美味しすぎたはらこ飯の残りは、夜食用にかわいらしいおにぎりにしていただきました(歓喜)。
自然の恵みを存分に味わえただけでなく、会場に着いた瞬間からメルヘンチックな盛り付けの数々に至るまで、大いに目も楽しませていただきました。
ちょっと今までにはない、大変記憶に残る食事体験でしたね。
私は一人でしたが、複数でいらっしゃったら連れの方との会話も大いに弾むことでしょう。
《2日目:10/17(木)の旅程》
高湯 10:15ー福島交通バス→10:49 福島 13:39ー東北本線→15:01 須賀川
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