バリュー投資をする際に、特に注意したいポイントです。
「まだ上がっていない株」すなわち「出遅れ株」にばかり目を向けているうちに、株はどれも同じだけ上昇するのだから、すでに大きく上がってしまった株はもう上がらないだろうという妄想を投資家は無意識のうちに抱いてしまうのです。
フィリップ・フィッシャー (太字は当方にて)
これほど真実とかけ離れた思い違いはありません。
出遅れ株というのは、「しかるべき」理由があるからこそ上がらずにいるのです。
過去数年のあいだに上がっていようと下がっていようと、いまそれを買うべきかどうかを決めるうえでは何の参考にもなりません。
周りの人間が「当たり」を引いているのを目の当たりにすると、「まだ上がっていない株で、自分もひと山当てたい」という誘惑に駆られてしまうかもしれません。
ただ、投資家にとって意味を持つのは、過去5年間ではなく今後5年間です。
将来、投資家の期待を上回るような、より良い変化が待っているのはどんな株でしょうか?
そこは冷静に見極めないといけないですね。



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