「カモシカの見られる駅」間藤駅に着きました。
確かに見るチャンスもありそうなロケーションではあります。

ここは宮脇俊三先生が、国鉄全線乗車を果たした終着駅でもあります。
当時は国鉄足尾線でした。
その時の文章が収録されている『時刻表2万キロ』の原稿が駅構内に貼ってあります。
ちなみに私が最初にJR全線乗車を果たしたのは、今は廃線区間の廃駅となってしまいましたが、JR札沼線の新十津川駅です。
この原稿を読みながら、ほとんどの方には理解されないであろう、あの時の独特の感情を思い出して感傷に浸ります。

それでは13:28発、桐生行きのわたらせ渓谷鐡道に乗ります。
実は寄り道をしていなければ、もう一本早い列車に乗れたんですよね。
でも素晴らしい高台からの景色が見られましたし、間藤駅で寛ぐこともできましたので良しとします。

列車は渡良瀬川に沿って走ります。
最初は集落が近いためか、護岸工事が施されていましたが…

やがて美しい渓谷美が見られるようになります。

大きな岩がゴロゴロ。

小さな無人駅、沢入(そうり)駅。

自然に溶け込んだ雰囲気が素敵です。
ツツジ、八重桜だけなく、桜、花桃、あじさい、紅葉なども美しい駅。
わたらせ渓谷鐡道は、降りてみたくなるような駅も多いですね。

キャンプ場の見える、草木ダムのダム湖の北端。
ここから神戸駅まで、長いトンネルに入ります。

水沼駅で降りました。
あらかじめ乗車券を買っていれば、途中下車ができるのです。

目的はコチラ。
山歩きの汗を流すのには、ここが最適だと思いまして。

たまたまですが、水曜日ということで料金もお値打ち。

駅併設の温泉があることは記憶があったのですが、こんなに今風の造りになっていたとは。
2025年4月にリニューアルオープンしたんですね。
リストバンドで各種料金を精算するタイプです。

休憩所や貸切大露天風呂もあります。
反対側にはお食事処「里山本陣」もあり、とても綺麗で充実した施設。
左側は駅のホームで、長細い作りになっています。

泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物、炭酸水素塩冷鉱泉で、「美人の湯」系のなかなか良いお湯。
次の列車まで時間もありますので、せっかくですし、軽食コーナー(コンセントあり)で風呂上りの一杯を。
あー、幸せ!
この路線は盲腸線ではありますが、沿線風景に飽きることがない上、こうして帰りも楽しめるのが素晴らしいです。

それでは帰ります。
桐生駅からは往路同様JR両毛線ですが、ふと思うところがあって急遽足利駅で降りることとしました。
渡良瀬川の向こう岸にある、東武伊勢崎線の足利市駅まで、乗り換えのために歩いていくのですが…

中橋から向こうに「渡良瀬橋」が見えました。
「わたらせ旅行記」の締めにはピッタリでしょう?
ちょっと曇っていて「夕日がきれいな街」とはいかなかったですけれども。

JRの足利駅では発車メロディー、東武鉄道の足利市駅では到着メロディーとして、森高千里「渡良瀬橋」が流れていたのでした。
《2日目:4/22(水)の旅程》
間藤 13:28ーわたらせ渓谷鉄道線→14:18 水沼 15:57ー16:36 桐生 16:40ーJR両毛線→16:55 足利…足利市 17:37ー東武伊勢崎線 特急りょうもう38号→18:42 北千住→帰途
(旅行記終わり)
↑ ポチっと & ↓ Xでのシェア をお願いします。
Tweet


コメント
足尾銅山、興味深いです。関西からだとこの方面はどうしても縁遠くなりがちですが・・・。
鉱山跡は島根の石見銀山に行ったことがあるくらい。
鉱山ではないけれど興味深かったのは長野市の松代にある大規模な防空壕の跡。一部、中に入れます。
ひんやりした雰囲気の中で敷かれた石を踏んで歩く他の観光客のザクッザクッという足音が軍靴の音に聞こえました。
松代の防空壕はなかなか興味深いですね。