手白澤温泉(1)お部屋・お風呂編その1~24年11月 奥鬼怒旅行記その4

旅行

やって参りました、手白澤温泉。

玄関の上の看板には「手白澤温泉ヒュッテ」と書いてあります。

ここまでの歩み。

私は歩くスピードは標準(ややゆっくりめ)の部類ですので、女夫渕駐車場からここまで2時間30分程度見ておけばいいかと思います。

入ると、看板犬の岳(がく)が迎えてくれました。

ニホンオオカミの血を引くという言い伝えもある、珍しい川上犬ですが、おじいちゃんの域に差し掛かっているためか、大人しくてあまり動きません。

館内の様子。

山小屋のような表の看板に書かれた名前とは裏腹に、天井は高く鉄骨の梁があってしっかりとした造り。

床がピカピカで清潔感もあり、オシャレです。


受付で売っている手ぬぐいがカワイイですね。

このパイプには温泉のお湯が通っていて、木の床も温かいです。

こちらはお庭にあるいけす。

岩魚がたくさん泳いでいました。

全6室で、入口に一番近い部屋となりました。
(部屋を出ると、いつも岳がそこに寝そべっていました)

1人ではもったいないくらいに広々としています。

椅子があるのが、足腰に疲れがきている身には地味にありがたいです。

なお、畳の上は廊下よりも冷たいです(笑)

テレビがありません。

ただし、Wi-Fiはバッチリ繋がりますのでご安心を。

各部屋に洗面所・トイレが付いているのは嬉しいです。

流しからは出るお湯は温泉。

歯磨きをしていると、飲泉をしている気分になります(笑)

水が用意されています。

このお宿では、温泉より水の方が貴重なのかもしれないと思えてきます。

浴衣・タオル・歯ブラシも用意されています。

山奥ですが、全然不便を感じません。

飲み物のお値段も良心的。

汗もかいておりますので、さっそくお風呂へ。

脱衣所は広々としていてキレイです。

初代・兵次郎さんの時代から、このお宿自体はかなり歴史があるようですね。

源泉名も、ズバリ「兵次郎の湯」。

内風呂です。

源泉は毎分300リットルの52℃の湯が自然湧出するようで、ドバドバとぜいたくにお湯が注ぎ込まれます。

水は加えない形で湯加減を調整しているとのこと。

泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)。

無味無色ですが、湯の花がたっぷりで、遠目には白濁しているように見えます。

ほのかな硫化水素臭あり。

特に強い刺激などはないのですが、山歩きに疲れた身体には新鮮なお湯がよく効く感じがして、とっても気持ちいいです。

洗い場のお湯の使い方が豪快です(笑)

カランから注ぎ込まれた温泉の湯を、いったん木をくりぬいた桶でキャッチする形。

温度がちょうどいいので、これで体や髪を洗うのにも特に問題はありません。

そしてワイルドな露天風呂!

見下ろせば、手白沢の渓流。

大自然に囲まれ、大嵐山と相対しながらの湯浴みは、また格別のものがありました。

こちらのお宿の予約は、電話のみです。
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