やって参りました、手白澤温泉。
玄関の上の看板には「手白澤温泉ヒュッテ」と書いてあります。
ここまでの歩み。
私は歩くスピードは標準(ややゆっくりめ)の部類ですので、女夫渕駐車場からここまで2時間30分程度見ておけばいいかと思います。
入ると、看板犬の岳(がく)が迎えてくれました。
ニホンオオカミの血を引くという言い伝えもある、珍しい川上犬ですが、おじいちゃんの域に差し掛かっているためか、大人しくてあまり動きません。
館内の様子。
山小屋のような表の看板に書かれた名前とは裏腹に、天井は高く鉄骨の梁があってしっかりとした造り。
床がピカピカで清潔感もあり、オシャレです。
受付で売っている手ぬぐいがカワイイですね。
このパイプには温泉のお湯が通っていて、木の床も温かいです。
こちらはお庭にあるいけす。
岩魚がたくさん泳いでいました。
全6室で、入口に一番近い部屋となりました。
(部屋を出ると、いつも岳がそこに寝そべっていました)
1人ではもったいないくらいに広々としています。
椅子があるのが、足腰に疲れがきている身には地味にありがたいです。
なお、畳の上は廊下よりも冷たいです(笑)
テレビがありません。
ただし、Wi-Fiはバッチリ繋がりますのでご安心を。
各部屋に洗面所・トイレが付いているのは嬉しいです。
流しからは出るお湯は温泉。
歯磨きをしていると、飲泉をしている気分になります(笑)
水が用意されています。
このお宿では、温泉より水の方が貴重なのかもしれないと思えてきます。
浴衣・タオル・歯ブラシも用意されています。
山奥ですが、全然不便を感じません。
飲み物のお値段も良心的。
汗もかいておりますので、さっそくお風呂へ。
脱衣所は広々としていてキレイです。
初代・兵次郎さんの時代から、このお宿自体はかなり歴史があるようですね。
源泉名も、ズバリ「兵次郎の湯」。
内風呂です。
源泉は毎分300リットルの52℃の湯が自然湧出するようで、ドバドバとぜいたくにお湯が注ぎ込まれます。
水は加えない形で湯加減を調整しているとのこと。
泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)。
無味無色ですが、湯の花がたっぷりで、遠目には白濁しているように見えます。
ほのかな硫化水素臭あり。
特に強い刺激などはないのですが、山歩きに疲れた身体には新鮮なお湯がよく効く感じがして、とっても気持ちいいです。
洗い場のお湯の使い方が豪快です(笑)
カランから注ぎ込まれた温泉の湯を、いったん木をくりぬいた桶でキャッチする形。
温度がちょうどいいので、これで体や髪を洗うのにも特に問題はありません。
そしてワイルドな露天風呂!
見下ろせば、手白沢の渓流。
大自然に囲まれ、大嵐山と相対しながらの湯浴みは、また格別のものがありました。
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