スコトン岬を出発し、再び島の南部へ向かいます。

新桃岩トンネルを抜け島の西部に出、細い道を南に進んでいくと桃台猫台。
高さ50mほどの展望台です。
ここでは「桃岩」と「猫岩」を見ることができます。

東側には崖が迫ります。

これが存在感がハンパない桃岩です。
隆起したマグマが冷え固まってできた、高さ約250m・幅約300mの大きな岩。
ここから見ると、まさに桃の形に見えます。
(見る場所によっては、そうでもないのですが)

南側に目をやれば、ちょっと日本離れした光景が。
右端に浮かぶのが猫岩です。

耳があって、丸まった背中。
たたずんでいるネコチャンを後ろから見ているようです。

外界から断絶されたこの地で山壁にへばりつくように建つ、ひときわ目立つ赤い屋根の建物が「桃岩荘ユースホステル」。
元ニシン番屋を改装しできた、他では経験できない「ミーティング」が有名な伝説の宿です。

北側に見えるのが、弧を描く元地海岸。
ここで少々ズームイン。

集落の向こう、真ん中のアイロンを裏から見たような切り立った岩が、地蔵岩です。
ここからだとよく分からないですが、お地蔵さんが手を合わせている姿に似ていることからその名が付いたのだとか。
「桃岩猫岩」は、後日紹介する「桃台展望台」と比べるとちょっと行きにくい場所にありますが、風景としてはこちらの方が見応えがありますので、礼文島を訪れた方にはぜひ足を運んでいただきたいと思います。

香深フェリーターミナルに戻ってきました。
定期観光バスは「北のカナリアパーク」との間を往復するルートがまだ残っていますが、私はトレッキングをするためにここで途中下車する決断をしました。
バスに乗っている間もどうしようか迷っていたのですが、雨が上がったこの状況であれば、足元が泥だらけになるのは避けられないものの、なんとか歩けそうだと判断。
映画『北のカナリアたち』も見ていないですし、あそこから利尻富士を望める天気でもないということも頭にはありました。

ということで、路線バスのちょうど良い便がありましたので、乗り継いで知床へ。

バス停留所の近くに公衆トイレもあります。
ここから登山口に向かいます。



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