酒の宿 玉城屋(3)夕食編~25年1月 大人の休日倶楽部パス旅行記その5

旅行

それではお待ちかね、玉城屋さんの夕食です。

お酒を楽しみましょう。

お品書きはこんな感じで素っ気ないのですが、かえってどんなお料理が出てくるのか想像力をかき立てられて良いかもしれません。

ダイニングルームの壁面に並んだ、お酒の瓶と酒器の壮観な眺め!

せっかくなので新潟地酒をいろいろ楽しみたいところですが、私は飲む時はだいたい一合で量はそんなに飲めません。

ということで、7種の日本酒の「ひとくちペアリング」を、あまり他所では飲めない珍しいお酒を多めにリクエストする形でお願いしました。
(これが大正解!)

穏やかなお人柄で優しい語り口の、ワインのソムリエ・利き酒師・酒匠の資格を持つ四代目若旦那に、料理のご説明とともにお酒を注いでいただきました。

一品目は、切り株のプレートに乗せられた、かわいらしいアミューズ。


美雪鱒のスモークに、野沢のクリームが乗ったもの。

妻有ポークの自家製生ハム、下にお米のスナックとチーズ。

グジェール(シュー生地にチーズを練りこんだひとくちサイズのもの)の中は、レバームースとキウイジャム。


どれも見た目も含めて凝っていて、大事に大事にいただきたくなります。

料理一品ごとにお酒を注いでいただきます。

トップバッターは、オリジナルの「kamosu mori 純米吟醸 生酒」をベースとしてほうじ茶とハイビスカスの茶葉を漬け込んだ、ロゼのスパークリング日本酒です。

口に含むとほうじ茶の香りがふわっと広がり、何とも言えない幸福感に包まれます。

二品目は、真鯛のベニエ。

甘長唐辛子の酢漬けと玉ねぎを刻んだものが上に乗っています。

ふわふわの食感をじっくり堪能。

「あべ」で近年日本酒好きの注目を浴びている、阿部酒造の「REGULUS」。

グレープフルーツを思わせる甘みを伴った爽やかな酸味が、揚げ物にとてもよく合いますね。

三品目は、ジュレとカリフラワーのムースで挟んだズワイガニ。

カニの身もさることながら、濃厚なムースが美味しい!

地元十日町、松乃井酒造場の「松乃井 純米大吟醸」。

スッと入ってくる感じで、とても飲みやすいです。

ぐい呑みの底の桜模様が、あら素敵!

四品目は、甲羅で蓋をした…

すっぽんの餡掛け。

〆張鶴の大吟醸、2019年のヴィンテージもの。

豊かな吟醸香、熟成されたまろやかな口当たり、最高でした。

温泉の湯で練りこんだ自家製のパンです。

五品目は、ブランドの椎茸「天恵菇(てんけいこ)」のパイ包み。

オリジナルの長期熟成酒「TAMAKIYA SELECTION」。

こくのある甘みと香ばしさが特徴的で、まるで紹興酒のようでした。

六品目は、鱸(スズキ)のソテー。

佐渡の若手の蔵元がつくる「雅楽代 (うたしろ)」。

試験醸造のもののようです。

スッキリと飲みやすいのですが、後からお米の旨みが来る感じ。

七品目は、鹿のロースト。

黒コショウを使ったソースで。

オリジナルの「睡夢 ふくろう」。

赤ワイン樽熟成をしたスモーキーな香りがたまらない、まろやかな純米大吟醸で、お肉にとてもよく合います。

この日頂いた中で一番の衝撃で、一番のお気に入りとなりました。

デザートです。

よもぎを使ったコンニャク、寒天、リンゴをゆずのシロップで。

フォンダンショコラの「栗版」と、ブランデーのアイスクリーム。

おまけでいただいた、「睡夢 くま」。

シェリー樽の長期熟成でラム酒のような香りとちょっとドライな味わい。

お菓子によく合いますね。

最後にコーヒーと小菓子。

栗のシュークリーム、フロランタン、干し柿のショコラなど。

最後まで美味しかったです。

フレンチ×日本酒の「里山キュイジーヌ」を作務衣姿でいただくという、リラックスした雰囲気の中での大変楽しい夕べとなりました。

それぞれの料理の質・量のバランスがとても良かったです。

万人受けはしないであろう、いくつかの変わり種のお酒の数々も、私にとってはどストライクでした。

一人客でも手を抜かない、若旦那の細やかなお気遣いに感謝です。


《1日目:1/20(月)の旅程》

上野 9:38ー北陸新幹線 はくたか557号→11:23 上越妙高 11:37ーえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン→11:54 直江津 14:05ー北越急行ほくほく線→14:42 まつだい

大作の食レポとなりました。ほろ酔い気分でゆったりと流れる時間が心地良かったです。
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コメント

  1. むう より:

    とてもおいしそうです♪

    みたことのないお酒たち、、、、
    いつか自分も飲んでみたいです

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