JR両毛線で桐生駅に到着しました。
下車してお昼ごはんをいただきます。

桐生はかつて絹織物産業で栄えた街。
南口には、桐生市近代化遺産絹撚記念館(旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟)の美しい洋風の建物がありました。
しかし、その一方でこの界隈に商業施設があまりにも少ないことにビックリ。
時の流れが止まっているいるような…
その中で駅前の「カラオケまねきねこ」が異様な存在感を放っていました。

私の目指すお食事処は少し離れた場所にあるので歩きます。
コロンバス通りの白いハナミズキが綺麗です。

途中から華やかな紅のハナミズキの街路樹に切り替わりました。
そして足元の真っ赤なキリシマツツジも映えて、歩いていてとても気持ちが良い道です。

やがて、やたら印象的な外壁のお店が見えてきます。

志多美屋本店さん。
桐生のソウルフード、ソースかつ丼発祥のお店です。

私は揚げ物が辛くなりつつあるお年頃なので、4個入りを。
ヒレかつは衣はサクッと揚がっているのに、中は肉肉しく、4個でもかなりのボリューム感。
甘辛のソースが染み込み、お米がいいのか、ごはんそのものも美味しくて大満足。
支店(広沢支店)の方にはなりますが、桐生出身の篠原涼子さんが小学校低学年の頃から通っていたそうですね。
確かに飽きのこなさそうな美味しさで、店を出る頃にはまた食べに来たいと思う自分がいました。

さて桐生駅に戻りまして、ここからはわたらせ渓谷鐡道。
炭鉱に向かっての単行気動車の旅…というダジャレを一旦思いついたものの、すぐに足尾は銅山だったと思い直す。残念。
さて、車両は年季が入った外観ですが…

中は意外とキレイ。
ロングシートもふかふかで座り心地がよかったです。

桐生駅を出発して間もなく、さっそく渡良瀬川を渡ります。
隣の下新田駅に向かう間に、この橋を含めてJR両毛線との共用区間があります。

そしてわずかな区間ではありますが、赤城山も見えます。

大間々駅を過ぎると、本格的に渡良瀬川の渓谷沿いを走っていくこととなります。
こちらは1912年建造のレトロな駅舎で知られる上神梅駅。

本宿駅の近くだったと思います。
前半は木々が邪魔する区間が多いですが、所々で美しい川の流れが見えます。

水沼駅の先の赤い橋。

少し視界が開けてきました。

この一帯は長閑な風景を楽しめます。

神戸(ごうど)駅にある、「レストラン清流」さん。
かつて東武鉄道日光線で活躍していた、特急列車1720型デラックス・ロマンス・カー「けごん」の車両の中でご飯をいただくことができます。
周りの新緑がまぶしいですね。
昔、こちらでバカでかい舞茸の天ぷらをいただいた記憶があります。
神戸駅と言えば、星野富弘さんの詩画作品が展示されている富弘美術館に行くのもオススメです。
心が揺さぶられ、生きる勇気をもらえる場所です。

長いトンネルを抜けた沢入(そうり)駅から先は、岩ゴロゴロの区間が続きます。
この素晴らしい景色だけを見ていると、昔鉱毒事件があったなんてとても信じられません。
先ほどのレストランに付けられた「清流」の名も、いつまでもそうあって欲しいという願いが込められたものかもしれませんね。
この先は陽光の具合で写真映りもイマイチになってしまったので、帰りにまたゆっくりと車窓を楽しむことにしましょう。

やがて足尾の街へ。
しばらく続いた渓谷美の車窓から、一気に現実に引き戻されるような感覚。

通洞駅で下車。
足尾銅山観光などの観光拠点となる駅ですが、私はここから直接送迎車で宿に向かう形になります。
ちなみにここの標高は、スカイツリーの標高(636m)とほぼ同じだと教えていただきました。
知らない間に鉄道でだいぶ登ってきたんですね。

運転手さんがとにかく親切で、宿に着くまでの間、色々と産業遺産の案内をしてくださいました。

足尾銅山の三山の一つであった、小滝地区を通ります。
広場のような土地に、最盛期には一万人以上が住む一大集落がありました。

坑夫浴場跡。

小滝坑跡。
あの橋の上をトロッコが行き来していたんですね。
「いったいどこに連れていかれるんだろう?」と少々不安になるくらい、車はさらに山奥へと進んでいきます。
↑ ポチっと & ↓ Xでのシェア をお願いします。
Tweet


コメント