天城湯ヶ島温泉 白壁(3)夕食編~24年11月 中伊豆旅行記その6

旅行

たっぷり温泉を楽しんだ後は、夕食会場へ向かいます。

薄暗い白壁の廊下が、独特の雰囲気を醸し出しています。

民芸品が飾ってあります。

昔の馬車の料金表もあったりして興味深いです。

こちらは、新館の大浴場に通じる廊下です。
(結局入りませんでしたが)

それでは食前酒の天城梅酒とともに夕食です。

お席は個室ではありませんが、他のテーブルとは十分距離がありますので、一人でも気になりません。

アジア人のスタッフの方が、礼儀正しく、笑顔で一所懸命にメニューの説明をしてくださいました。


湯ヶ島界隈はわさびで有名ですが、後で使う大きな天城産生わさびがどーんと用意されています。

茎をポキっと折って、そこからすりおろします。

伊豆の魚盛り合わせ。

金目鯛、アマゴなど、他所ではなかなか無いものも。

秋刀魚錦秋、合鴨トマト、茄子豆腐、穴子寿司、海老バジル、豆腐田楽、南瓜カステラ。

それぞれは珍しくはない食材ですが、少量でもひと手間を惜しまない工夫が嬉しいです。

お吸い物。

当館名物、山葵鍋。

クレソンは別の籠に用意されていて後から入れるので、クタクタにならないのがいいですね。

すりおろしたわさびや大根おろしを添えて、みぞれ状態でいただきます。

辛味も単にツーンとくるようなものではなく旨味も感じ、まろやかな味わいです。

萩蒸し。

お魚はメバルと聞いた気がします。

インパクトのある、地鮎の鮎立て焼。

中に炭が入っているので、やけどしないように取り出します。

左上にあるのは、わさび酒。

湯ヶ島の清酒「天城」に、すりおろしたわさびを入れたものです。

どこからともなく「この道40年」といった風情のベテランの仲居さんが登場し、生わさびをすりおろしてお酒に注いだ後、颯爽と去っていきました(笑)

わさびとお酒の相性は良く、キレを感じながら美味しくいただきました。

和牛石焼き。

お腹が膨れたところで、ごはんです。

おすすめされたので、ごはんにわさびをオン!

ただダイレクトでいただくよりは、じゃこや香物と一緒のほうが良かったです。

デザートは修善寺豆腐チーズケーキ。


生わさびを中心に中伊豆を存分に満喫できる、このお宿ならではの楽しいお食事でした。


《1日目:11/4(月・祝)の旅程》

品川 6:37ー東海道新幹線 こだま701号→7:20 三島 7:34ー伊豆箱根鉄道駿豆線→8:09 修善寺 8:40ー東海バス→9:53 八丁池口 14:10ー14:42 昭和の森会館 15:02→15:13 湯ヶ島温泉口

その土地にしかない食べ方を体験できるのはいいですね。
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