新田老駅で降りたのには理由があります。
台風5号による大雨により河川が氾濫した影響で路線が被災し、新田老ー宮古間はバスによる代行運転となっていたからなんです。
ということで、バスで宮古駅に到着です。
ここから釜石にかけては、再び三陸鉄道に乗ります。
この区間は東日本大震災の前はJR山田線の一区間だったのですが(その頃に乗車したことはあります)、復旧工事を終えた後、2019年3月に三陸鉄道に移管された経緯があります。
この時に当時の北リアス線・南リアス線と一体化し、新たにリアス線として再出発したというわけですね。
座席はゆったり、窓は大きく、三陸鉄道は乗り心地が良いです。
それでは出発です。
山田湾の様子。
「オランダ島」手前の穏やかな海面に、無数の養殖いかだが浮かびます。
岩手船越駅の手前にある、「鯨と海の科学館」。
東日本大震災の時は、津波で約8mの高さまで浸水したそうです。
船越湾沿いを走ります。
浪板海岸駅を経て…
浪板海岸を望みます。
寄せる波はあっても返す波がないという、世界でも珍しい「片寄せ波」の海岸として知られています。
ただ、震災時の津波と地盤沈下で、砂浜の大部分は消失してしまったようです。
どうしても名前が気になる、吉里吉里駅。
駅周辺はどうってことない風景ですが、少し離れたところにある吉里吉里海岸は、砂浜を歩くと「キリキリ」と鳴ることからその名がつけられたという説があります。
鵜住居駅に入る手前で、スタンドが見えてきました。
この「釜石鵜住居復興スタジアム」は2018年開場で、ラグビーワールドカップ2019の会場の一つとして使われました。
両石湾を見送り、いったん内陸に入ってしばらく進んだところで…
釜石駅に到着。
三陸鉄道の駅を出たところにあるモニュメント。
駅入り口はこんな感じ。
こちらはJRの駅舎。
JR釜石線の前身、岩手軽便鉄道は『銀河鉄道の夜』のモデルとなった鉄道です。
釜石といえば、鉄の町。
「NIPPON STEEL(日本製鉄)」北日本製鉄所の存在感はやはり凄いです。
これから歩いて宿に向かいます。
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