事業説明会-藤代社長によるご説明
株主総会終了後、決算説明会資料をベースに、プラスαの部分も含めてざっくばらんにご説明いただきました。
印象に残った部分について、藤代社長のご発言を端的にまとめておきます。
業績ハイライト(P.5)
- 装置メーカー向けが伸びてきており、全体の73%に(10年前くらいは半々の時期もあった)。
特に伸びているのは、Applied Materials向けと中国装置メーカー向け。
2026年2月期 通期連結業績(P.6)
- 昨年は半導体設備投資ではTSMC向けが非常に強く、前年度の2倍になっている。
NVIDIAからのAIの流れで昨年はTSMCだけが大きな設備投資を行い、我々もその恩恵にあずかった。 - 一方、中国は弱かった。
前年度の反動と、総会でお話しした通り一部中国の競合に流れたのもある。
ただ今年はまた上がっていくと見ている。
地域別売上高(P.7)
- 四半期毎の動きが地域によって異なる。
米国向けはQ4から急に元気に。
台湾向けは期の前半に強く、今年も前半にTSMCの数字が非常に強く出てくるだろう。
受注高・売上高・受注残高の推移ー半導体関連装置(P.9)
- 一番見ていただきたいのは、Q4の受注高340億円。
非常に大きい受注があり、Q3比+48%で過去最高の受注高。
台湾やシンガポールから非常に強い受注に加え、中国の装置メーカーからも受注あり。 - 昨年の12月~今年の1月あたりから、半導体の潮目が一気に変わった。
TSMC一社だけが巨額の設備投資をしていたのが、そこに追加でメモリーメーカー・DRAMの関係で、Samsung・SK hynix・Micronといったところの投資が一気に動き始めた。
加えて、Intelなども少しずつ動き始めた。
元々強かったTSMCの上側にさらに何社もの投資が重なり、いきなり半導体業界全体でフルアクセルで動き出したという状況。 - なぜそれが起きたかと言えば、AI。
AIの需要を見越して、半導体がこのままでは足りないので、最先端の半導体を作るための設備、工場が必要ということで、一気に動いた。
受注高・売上高・受注残高の推移ーFPD関連装置(P.11)
- 韓国子会社を中心に忙しくなっている。
毎年9月にiPhoneが発売されるが、それに向けてSamsungがFPDを供給しているのでそこに納める装置をベトナム工場を中心に作っている。 - ここは投資に波があり、売上高が上下しやすい。
2027年2月期 通期連結業績見通し(P.16)
- 本当にAI一色。
私はAIが世界を変えると信じている。
我々の生活も一気に変わっていくだろうし、半導体需要はまだまだ強いだろう。 - 半導体自体の市場の大きさと、半導体設備の市場の大きさとがあり、半導体自体の大きさとして言われていたのは2030年に1兆ドルになるということ。
ただ今年言われているのは、「2030年の1兆ドル」が早まり、3~4年前倒しで成長していて、今年か来年には1兆ドルになるということ。
半導体市場の10~15%が半導体設備投資市場だと言われていて、半導体がそれだけ伸びればこの市場もそれに比例して伸びていく。 - これから爆発的な需要がAIをベースに起こっていくと見ている。
もちろん数年ガーッと伸びて一時的な谷はどこかで出てくるとは思うが、ただ、その谷まで含めて考えても今回の山は高そうだと、私は思っている。
設備投資額・減価償却費・研究開発費(P.17)
- ベトナムで新しく土地を取得する(74億円)。
ローツェイアス社においても、土地建物込みで20億円くらいの新社屋を建てる予定。 - ベトナムは25万平米もの大きな土地を取得するのは、工場の拡張余地を残しているのももちろんあるが、あまり階数の高くない建物(既存のものは5階建て)で、できるだけ平地で自動化を進めていきたいということがある。
- 研究開発については、1品ものの装置が多いということと、初動からお客様に注文をいただくケースがあるので、他社と比べると少なく見えてしまう部分があるが、これからも増やしていきたい。
補足説明(P.20)
- Nanoverse社は今米国で装置を納めて検収評価をしていただいており、あと1~2ヶ月で検収になると見込んでいる。
Nanoverse社としては初の装置売上となり、USD10M(16億円)程度の売上が立ってくる。
1台USD5M(7~8億円)の装置なので、1台売れるとかなり大きく粗利率も良いので、量産につながることを期待して引き続きサポートしていきたい。 - 何より技術的に競合と比較して非常に秀でており、最先端のプロセスになっていった時に爆発的に大きな市場を獲得できる見込みがあると考えていて、そこの部分に期待している。
この後は事業説明会の部分に関する質疑応答になります。
(続く)
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