ローツェ株主総会2026(1)総会編その1(★★★★☆)

株主総会・説明会


初参加になります。

世界最高峰エベレストを支えるように南に連なるヒマラヤ山脈の山・ローツェのように、世界トップの半導体・FPD産業、最先端テクノロジーを脇から支える存在である当社。

今後の半導体関連産業の中長期的な見通しについて、何か有益な情報が得られればと思い、足を運んだ次第です。

なお、近年は中国地方への旅行の頻度が少なかったので、福山市での株主総会をその良いキッカケにしたいという気持ちもありました。

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株主総会

日時・場所・お土産

2026年5月28日(木)午前9時30分

広島県福山市神辺町字道上1588番地の2
当社本社 食堂 (裏に厨房がありました)

お土産 無し


送迎バスを降り、会場の本社食堂へ。

映像を流すモニターが6台と大型スピーカーが用意されていました。
130ほど席があり、参加者は50名強といったところ。
福山平野の北、福山駅から送迎バスで40分強の立地からすれば、まずまずの参加者数ですね。

総会に先立ち、総会終了後に事業説明会(新社屋の案内を含む)と建設中の立体駐車場の見学会を予定している旨の案内がありました。

議長は藤代社長(創業者・崎谷取締役相談役の娘婿)。
作業着姿ではなく、黒のスーツにRORZEカラー(?)のネクタイを着用。
よく通る声で、佇まいも含めて「陽」のオーラを感じさせる人物という印象です。
これは近くで感じてみないとなかなか分からないですね。

監査報告は、下出常勤社外監査役から簡潔に。

事業報告は、概要を映像とナレーションにて。
AIを活用しているのでしょうが、非常にカッコイイ出来映えでした。

(9:41)

決議事項は以下の通りです。

  1. 剰余金の処分の件
  2. 取締役7名選任の件
  3. 取締役の報酬額改定の件
  4. 監査役の報酬額改定の件

(9:45)

質疑応答(1)

(理解促進のため、構成・内容には若干手を加えています)

質問は「一回につき一問」とのお願いあり。
全て藤代社長が回答していました。

【質問1】
生成AI等で半導体市況は好況。
新社屋が建つ頃でも市況は大丈夫なのか、お伺いしたい。


私自身は、この先も含めて半導体設備投資は非常に期待できると考えている。

世界の半導体設備投資の予想及び統計としては、今年2026年は+20%台後半、2027年は+20%台前半~半ば、2028年は若干落ちるも+10%台の伸びが期待できるとされている。
その反動で2029年は若干マイナスという数値が見通しとして共有されている。

なぜ私も確信しているかと言うと、私自身AIを使いながら感じていることだが、ここおそらく1~2年で世界中の仕事のしかたが変わるだろうと思っているから。
AIを使ってより効率的にいろいろなことができるようになっていて、例えばスマートフォンやインターネットが一気に広がっていったようにAIを使った仕事のしかたが世界中に広がっていくことで、AI需要もまだまだ続き、非常に多くの半導体が必要になってくるだろうと考えている。

今のAIで使われる半導体設備投資というと、どちらかと言えば「学習側」で、データセンターの中で使われているものが多い。
だが2028年頃から、学習に使われている半導体の数と、「推論」、つまり我々がAIを使って問い合わせる時に使う半導体の数が、およそ一緒になるだろうと言われている。
その先は皆さんのAI利用がはるかに進んでいくので、爆発的にAIのための半導体の数が必要になってくるだろうと言われている。

そういった背景と私自身の実感からしても、この先数年は非常に力強く半導体市場は推移していくと考えている。

→ 藤代社長は、難しい言葉を使わずに分かりやすい説明を心掛けていらっしゃるように感じました。

【質問2】
ベトナム工場の生産能力の拡張については、約500億円の投資で6年先くらいに現在の生産能力の倍くらいになると記憶している。
最新の情報と、フル稼働した場合の利益率をどう見込んでいるのかについて教えて欲しい。


ベトナム工場の投資に関しては、おっしゃられるように当初6,7年かけて、新しい場所に土地を買い、そこに広げていこうということで計画を発表させていただいている。
当初の計画からすると、土地取得の面で、特に工業団地、ベトナム政府の許認可の遅れもあり、少し動き出しが1年ほど遅れている状況。
先ほどの映像にもあったように、現時点での計画では、今期中に土地の造成をし、2027年から建設を始め、2028年から稼働ということで考えている。

これも市況を見ながら造っていきたいと考えていて、当初から投資枠の全てを使い切るわけではない。
生産キャパシティーについては、新工場だけで今やっている分の約2倍の能力を持つことをうたっている。
具体的に詳細な計算をしたわけではないが、今の工場と比較して約2倍の床面積になる。
新工場の利益率の想定については、需要がどれくらいあるか、設備投資や人件費の上昇等を含めて総合的に考えていかなくてはいけない。
今、ベトナム国内の人件費は、非常にベトナムの国自体が成長していることで上がっている中、我々としては量産技術を取り込むことによって、 また新工場ではさまざまな自動化を駆使して効率的な生産をやる、自動化投資を加えることによって、現在よりもさらに良い量産効果、粗利率の改善を目指していこうと考えている。
人件費の上昇分を吸収して、それよりもさらに粗利率を改善していくということを目指す。

特に新工場で期待しているのは、自動化と量産の部分。
我のものづくりは、直近成長できたおかげで、随分生産量が上がっている。
例えば金型を使うような量産技術、こういったものは量が少ないとなかなか金型代が高くてペイしないが、数量が多くなることによって、より効率的にいろいろなものが作れる。
今までだと金属の塊を削って部品を作っていたのが、金型を使ったダイキャスト等で量産で安く作ることができるようにもなるので、そういった新しい生産体制も含めてベトナム工場でチャレンジしていきたい。

【質問3】

  1. 第1号議案について。
    詳しい説明が無かったが、今後配当性向と配当金をどのように考えていらっしゃるのか?
  2. 御社の平均給与は1,000万円を超えていてこの辺では突出しているかと思うが、中央値はどのくらいか?

1⇒
配当に関しては、弊社は従前から「安定配当」をうたっていて、半導体業界が結構浮き沈みが激しい中でも、配当金額を減らすようなことはしたくない、右肩上がりでずっと増やしていきたいというのが前提としてある。
市況が非常に伸びていっている中で、ビジネスで生まれた資金を株主様に配当という形で還元させていただくのか、それともその次のさらなる成長のために、ベトナム工場への投資や、今日この後説明させていただく新しい研究開発のための新棟への投資といったところに回すのか、柔軟に考えていきたい。

配当性向としては他社と比べてそれほど高くないことは認識しており、少しずつ増やしていきたいとは思うが、これから毎年+20%近く成長していく中で、その成長にどうやってついていくかが大事。
そこについていけば、もちろん配当も大事だが、株価という点、業績という点で、株主様にお返しできるのではないかと思う。
これからも配当性向、安定配当という方針を見ながら、少しずつ上を向いて業績と一緒に配当も増やしていきたいと考えている。

2⇒
年収の中央値については、今具体的な数字を持っていないため、後日改めてIR窓口にご質問いただければ、ご回答差し上げることができると思う。

(続く)

本番はこの次と事業説明会で、大変ワクワクする内容でした。励みになりますので応援ポチをよろしくお願いいたします。
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