政治でよく使われる用語として、「岩盤保守層」「岩盤支持層」というものがあります。
現政権下でその崩壊は加速度的に進んでしまいましたが、某与党の一大支持基盤のことですね。
私は、上場企業の株主分布における「個人株主」の中でも、その企業を可能な限り応援したいと考えている「岩盤支持層」が存在するのではないかと思っております。
そして自分としても、その一員でいたいと感じられるような企業に投資していきたいです。
(そのためには、政治同様、理念や成し遂げたいことに関して、深いところで共感することが必要となってきますね。)
その一方で、企業のIRご担当者の方々とお話しさせていただいて感じるのが、「個人投資家へのIRをどう進めていったらわからない」という悩みを、多くの企業が抱えているということです。
個人投資家向け説明会の開催、イベントへの参加、あるいは株主還元の強化に力を入れても、その効果が実感できないといったお話もよく伺います。
そのお話しぶりから、「もしかして、心が折れつつあるのではないか?」と心配になってしまうことすらあります。
おそらく、多種多様な個人投資家のどのニーズにアピールすべきか、絞り込むことが難しいと感じられているのでしょう。
そんな時こそ、「岩盤支持層」の存在そのものが心の支えになるのではないでしょうか?
その企業を長期目線で支えたいと考えているのであれば、株価が苦しい時に買い支えるだけでなく、IR照会などの機会を通じて、時には以下のような視点を持ちながら応援メッセージを送ってみるのも良いのではないかと思っています。
- IRリリースにおいて、投資家に対して真に伝えたかったであろうメッセージを汲み取り、しっかり反応する
- 自分が「岩盤支持層」の一人になったキッカケや、その企業に対して自分の感じている魅力(=アピールポイントとなりうる点)を先方にお伝えし、今後のIR活動のヒントにしていただく
もしも自分がIR担当者だったとして、こうしたメッセージを通じて応援してくれる株主の存在を実感できたとしたら、とてもやりがいを感じられるだろうと思います。
そして、その「岩盤支持層」に向けてのメッセージを、まず第一に考えるようになるでしょう。
ということで、お仕事の迷惑にならない程度に、「岩盤支持層」の存在を感じていただけるような行動は続けていきたいです。
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