タイトルは、東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎先生のお言葉からです。
先生は生後間もなく脳性麻痺により手足が不自由となり、他者の介助が必要な生活を余儀なくされ、必然的に親に依存する生活をされていました。
しかしそのことに危機感を抱き一人暮らしを始めたことで、以下の気づきを得られたそうです。
それまで私が依存できる先は親だけでした。だから、親を失えば生きていけないのでは、という不安がぬぐえなかった。でも、一人暮らしをしたことで、友達や社会など、依存できる先を増やしていけば、自分は生きていける、自立できるんだということがわかったのです。
太字は当方にて
「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちです。でも、そうではありません。「依存先を増やしていくこと」こそが、自立なのです。これは障害の有無にかかわらず、すべての人に通じる普遍的なことだと、私は思います。
自立とは「依存先を増やすこと」|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)のホームページ。大学生協の組織や事業、活動の紹介や、充実した大学生活を送るためのアドバイスなどを掲載しています。
先生が普遍的なことだと仰っているのは、その通りだと感じています。
私も会社員時代、収入面において投資という別の依存先があったからこそ、嫌なことに対してNOと言える選択肢が生まれ、いわゆる会社人間の道を全うせずに済んだ面があります。
またこの言葉は、「自立した投資家」になるための示唆も与えてくれます。
誰かを参考にするのはいいとしても、それが度を過ぎれば依存となってしまう危険性があります。
自分にとってのロールモデルを複数持つ、意見交換をする相手を複数持つということも、実は自立する上では大事なことなのかもしれませんね。
そんなこともあって、私もさまざまな偉大な投資家の発言をチェックすることが習慣化していきました。



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