先週の土曜日(7/4)、大和インベスター・リレーションズとの共催による「ミネベアミツミ(6479)ミュージアム見学&講演会」に足を運びました。
その最後のパートで、ミネベアミツミのCMキャラクターを務められている、元卓球日本代表で3大会連続のメダル獲得に貢献した石川佳純さんを招いた特別対談講演がありました。
テーマは『持続可能な成長のマインドセット』だったのですが、その中で大変印象的な話がありました。
- 2016年リオデジャネイロオリンピック(本人にとって2度目のオリンピック)が終わった後、ボールが正式にセルロイドからプラスチックに変わった。
- それに伴い、それまでスピンが強い選手が有利だったのが、スピードで強い選手が有利になった。打ち方・当て方・感覚も変わった(木製バットが金属バットとは違うように)。
- 得意なパターンが通用しなくなり、そこで一からフォームや試合の戦術を作り直した。若手で活躍している選手のビデオもたくさん見ながら、新しいボールに対応していくことに集中した。
- 今まで勝っていたスタイルを変えるのは自分にとって大きなチャレンジだったが、やって良かった。もしもそれをしていなかったら、2020年東京オリンピックに出てメダルを獲ることは難しかったと思う。
- モデルチェンジするか、負けるか。であれば、チャレンジするしかない。
- レベルアップしていかなければ、退化しているのと同じ。常に変化・進化を意識しなくてはいけない。
- ルールや卓球のスタイルは変わっていく中で、そこに成功体験を捨てて柔軟に対応していくのには葛藤もあったが、大きな成長があった。
- 世界を見ても、長く活躍している選手は対応力が高い選手が多い。
物腰は柔らかいですが、とても芯の強い方だなと感じました。
「しなやかな強さ」を持っていらっしゃいますね。
キャリアの後半戦になってからそれまでの輝かしい成功体験を捨てて、若手からも謙虚に学びながら自分を作り変えていくのは、並大抵のことではなかったと思います。
変化を前提に学び続ける姿勢。
変化の中で、自分の立ち位置を客観的に評価し、強みを再構築していく。
ゲームのルールが変わった時、自分はどうあるべきか。
これはまさに、投資にも通じるお話であると思います。
外部環境が劇的に変わったとき、業種や企業への見方を自分はどう変え、どう対応していくのか。
石川佳純さんのお話の中では特に、「長く活躍している選手は対応力が高い選手が多い」にハッとさせられました。
ミネベアミツミのように、多様なコア技術を獲得・蓄積してさまざまな分野にアンテナを張り、どんな分野が伸びたとしても成長機会を着実に捉えられるような準備をしておくのも大事でしょう。
でもそれ以上に、石川佳純さんのように、ルールが変わった時、柔軟性を持って自分を変えられることが大事だと思います。
この日はただミネベアミツミという企業を深く知ることができただけでなく、自身の投資スタイルのあり方を見つめ直す上でも大変参考になった、有意義な一日となりました。
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