いつもと同じく「10年で2倍」を目指す投資スタンスは堅持します。
ただ今年は少し心境の変化がありまして、年単位の結果を気にしなくて済む個人投資家であるからこそ、できることにこだわろうという思いを強くしています。
昨年は外部環境の激変もあって、投資先にIR照会する機会が非常に増えましたし、要望を出すことも多かった年でした。
またコロナ禍のために参加できた数は限られましたが、株主総会では経営者に質問をさせていただき、有益な生の情報を得られたことが何度もありました。
結果的に、日本企業への個別株投資ならではの、企業とのコミュニケーションの楽しさに目覚めた一年となったように思います。
どういう質問をすれば核心に迫れるのか、だいぶ要領もつかめてきました。
私の尊敬する複数のプロの方々は、「同じ船に乗る」という表現をよく使います。
経営者の思い描く未来を共有し、企業とコミュニケーションを取り、ステークホルダーの一員として企業価値の増大を楽しみ、時間をかけてその果実を得る。
よく言われることですが、パフォーマンスにうるさい外部の声に左右されることなく、素晴らしい企業とまさに同じ船に乗ることができるのが個人投資家の大きな強みだと思うのです。
いつ周知のものとなるかは分からないけれど、数年後には花開くことに自分なりに確信が持てるなら、そこを頼りに投資することもできます。
それこそが私が本当にやりたい投資です。
年末お会いしたとある専業トレーダーさんに、「ろくすけさんって俗世間にあまり興味ないですよね?」と言われました。
(株に限らず)流行りモノにはまるで興味がないですし、もはや新聞すら読んでおりませんので、おっしゃる通りです(笑)
そんな人間でもポイントを絞ってボトムアップの情報収集をし、「時間を味方につける」ことでやり切れてしまうのが投資の素晴らしいところです。
今年はそのスタイルをより明確にする1年にしようと思っています。
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コメント
明けましておめでとうございます。差しつかえなければ、独自性の情報は、どこから得られるのか、教えていただければ、さいわいです。今年もよろしくお願いします。
独自性のある情報とは、ネットで検索しても出てこないような情報ですね。
お勤めの方でしたら、仕事を通じて知ることのできる業界の中の情報もそうで、
これには大変な価値があると考えています。
私の場合は企業に直接照会した内容や、株主総会や説明会に足を運んで聞いた情報や、
自分なりにあれこれ考えを巡らせて得られた気付きということになると思います。