お金と健康と幸せの「三兎」を追う、「人生後半に輝くための手引書」になります。
マネー・リテラシーに関する本をあまり読まなくなって久しいのですが、タイトルが気になり、なんとなく手に取ったこの本からは、個人的に多くの気づきを得ることができました。
「お金持ち=幸せ」では決してなく、「生物寿命」「健康寿命」「資産寿命」「幸福寿命」という4寿命のバランスを整えることが大事だというのがこの本に通底するテーマで、そのためのノウハウが満載です。
どこでも入手できる基礎知識の解説は大胆に簡略化(コレがイイ!)した上で、この本でしか得られない、実践で役立つリテラシーや著者の考え、オリジナルの方法の紹介に力点が置かれています。
例えばこんな感じです。
長期積み立て投資は「考えることを意図的に排除した」手法だ。
(太字は当方にて)
運用ではなく作業だから金融リテラシーは身に付きにくい。
老後は考える個別株投資に挑戦してみよう。
なかなか攻めていますね(笑)
さすがにこの本の全てが共感できる内容とは言えないのですが、カタログ的に書かれている127の「新常識」のうち、きっと自分に刺さるものがいくつか見つけられることと思います。
普段は今後のライフプランについて考える余裕がない中、年末年始に読むのにピッタリな一冊としてオススメできます。
シニアの目に優しい、緑色の大フォントのありがたみを感じるお年頃です。


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