2025年に入ってから、私にとって最初の株主総会です。
当社の株主総会への参加は2年連続2回目になります。
今回は東武の新鹿沼駅(と、JRの鹿沼駅)から送迎バスをご用意いただき、大変助かりました。
また、今回より本社R&Dセンター「RD1」と新工場「M1」の見学会も開催される運びとなり(私は諸事情により申し込みはしませんでしたが)、個人投資家対応という面での大きな変化を感じます。

株主総会
2025年3月21日(金)午後1時30分
栃木県鹿沼市下日向700番地
本社R&Dセンター「RD1」センターコート
お土産 洋菓子(中身は後日、紹介させていただきます)
会場は前回と同じです。
席は200強設けられていて、9割近く埋まっていました。
お土産効果もあり相変わらずの人気ですが、今回は株価回復に向けた手掛かりを得たいという株主も多かったと思います。
議長は中西英一社長。
監査報告は「招集通知記載の通り」ということでカット。
事業報告については、スライドに合わせて中西社長自ら説明していただくスタイルです。
事業報告メモ
内容は決算説明会資料に沿った形でスタートしましたが、資料リリースの時点では触れられていなかったことも含めて追加の説明がありましたので、その中で特に重要だと思われる点を以下にメモしておきます。
事業概況
【歯科事業】
[国内]
・自社ブランド製品が前期下半期より復調。
・高シェアを持つ訪問歯科診療ユニットの後継機種「VIVAace2」を3/21(株主総会当日)発売。
[北米]
・歯科大学やDSOとの取引拡大等の他、DCIとのコラボレーションで進めているバンドル販売も順調。
・2024年の米国市場におけるハンドピースのシェアは17.0%(前年度比+0.9ポイント)に上昇し、初めて業界2位のポジションに浮上。
・NSKハンドピースのDCIデンタルチェアへのバンドル率は、2024年始は5%程度であったが、12月単月では27%へと上昇。2024年平均では13%(2023年比+8ポイント)。
・昨年11月出荷開始の新製品、歯科用デュアルモーターシステム「NLZ Pro」はDCIデンタルチェアに標準装備されることとなり、今後さらなる拡販に期待。
→ 成長ドライバーとなる北米攻略の足元の成果、特にバンドルの浸透についてアップデートいただいたのは、先行きを占う意味でもありがたいですね。
成長戦略
【2025年度の最重要戦略】
1.北米市場の攻略
・NSK・DCIの営業力強化、販路拡大に向け攻勢をかける。
・DCIでの新製品上市、営業力増強、販売ルート拡大。
2.外科事業の体制強化
・新製品上市、グローバル市場での営業強化、流通網拡大。
・他の医療機器メーカーとの協業実現。
・今年予定されている競合他社の市場撤退から生じる商機を着実に取り込む。
2025年度業績予想について
【(増収にも関わらず)EBITDAが下落する要因について】
・上記最重点戦略で掲げている通り、北米におけるNSK・DCI事業、及び外科事業において営業力強化を図るために、人員増強と販促費の積み増しをしている。
・円高にシフトする前提の想定為替レート採用。
(13:51)
→ 要するに、もう一段の成長に向けた先行投資ということですね。決算説明会資料だけでは読み取れない予想数字の設定にかかる背景について、個人投資家に対してもこの場で説明を尽くして下さった印象です。ここにも変化を感じます。
決議事項は以下の通りです。
- 剰余金処分の件
- 監査役1名選任の件
(13:54)
(続く)



↑ ポチっと & ↓ Xでのシェア をお願いします。
Tweet
コメント