「悪いミスター・マーケットは、実在する」。

投資日記

ここ1ヶ月の相場を通して思ったのは、

——「悪いミスター・マーケットは、実在する」——

それが本当かどうかは別にして、少なくともそう考えておいた方が良いのではないかということです。

「ミスター・マーケット」を想像上の存在として位置付けるのではなく、リアルな主体として捉えるということですね。


※「ミスター・マーケット」については、以下の記事をご参照下さい(懐かしい…)。

株はビギナーの兄妹、暴落相場の本質を知る ろくすけさんの勝てる株式投資入門(2) - 日本経済新聞
株式投資で3億円を超える資産を築き、アーリーリタイアしたブロガーのろくすけさん(ハンドルネーム)。会社員投資家の夢を実現した実在のスゴ腕投資家が、会話形式のフィクションストーリーを通して、株式投資の取り組み方やノウハウをやさしく解説していきます。自ら先生役として登場し、初心者である架空の若者2人に株のイロハを教えていく...



世の中には「悪いミスター・マーケット」、すなわち投資家心理の弱みに付け込んでくるリアルな主体が、その機会を狙っていることを想定しておき、彼らの思うつぼにならないように、普段から備えをしておくべきだということです。

具体的には、以下を想定しておきたいところです。

  • 人為的に吊り上げられたものは、元の位置以上に叩き落とされる。
  • 他人が儲かっていることに焦りを感じてはいけない。
  • 信用取引は欲と恐怖を増幅させる。
  • 株価変動に引きずられないために、自分がわからないものには手を出さず、自分にとって価値を実感できるものに投資する。


今回は、日銀政策決定会合での金利引き上げ、米雇用統計からの米景気後退懸念、それを受けたキャリートレードの巻き戻しによる急激な円高、さらには中東情勢における緊張感の高まりといった形で、日本の株式市場にとってのネガティブ材料が見事に重なったため、「悪いミスター・マーケット」にとっては絶好の機会だったのではないでしょうか。

おそらく上記の囲みの中にあるような考えを持ちながら普段から相場に臨んでいれば、今回の「ショック」でも無傷とはさすがにいかないまでも、致命傷を負わずには済んだのではないかと思います。

投資は自分との戦いであると、つくづく感じるところです。
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