霧島連山の北にある栗野岳の中腹に位置する、姶良郡湧水町の「霧島アートの森」までやってきました。
霧島の温泉街からは結構距離がありますが、入口の草間彌生の作品を見てテンションが上がりました。
野外美術館ですが、まずはアートホールの中に入ります。
どうでもいいですが、お隣の牧場特有の香りも少し漂ってきます。
中に入ると目に飛び込んでくるのが、原色と水玉模様がいかにもな草間彌生作品の「赤い靴」。
「女性の自立を象徴するもの」としてのハイヒールをモチーフにしたこの作品は、ぜひ一度実物を目にしたいと思っておりました。
ブログで優待拡充を発表したばかりの某社を採り上げる際に、アイキャッチ画像として使えそうです。
屋内作品としては、撮影禁止の展示室にオノ・ヨーコのものもありました。
野外作品の数々。
広大な森の中に作品が点在しているので、良い運動にもなりますね。
こちらの作品「ベレシート(初めに)」は、トンネルになっておりまして…
突き当たりの窓からは、天地創造を想起させる霧島ならではの雄大なパノラマを楽しむことができました。
「あなたこそアート」という、遊び心のある作品。
体験型の要素もあり、ピクニック感覚で家族で訪れても楽しいミュージアムだと思いました。
それでは霧島アートの森を後にします。
まだ帰りの飛行機まで時間がありましたので、JR肥薩線の大隅横川駅に寄りました。
嘉例川駅と並び鹿児島県最古の駅舎(1903年1月開業)で、こちらも国の登録有形文化財に登録されている渋い駅です。
無人駅ですがよく手入れがなされていて、この時は鯉のぼりが飾られていました。
駅舎内もレトロそのもの。
ホームのかすれた駅名標もいいですね。
太平洋戦争中の1945年7月には、当駅に停車中の貨車が米軍機の機銃掃射を受けています。
駅舎の屋根も蜂の巣のようになったそうで、ホームの柱にはその跡が残っていました。
レンタカーを返却し、鹿児島空港へ。
ラウンジでは焼酎を試飲できるのが、この空港ならではでいいんですよね。
お土産に、フェスティバロのベイクドスイーツ「なな紫」を。
濃厚な芋そのものの甘さが楽しめて、とても美味しかったです。
ということで、霧島は温泉資源豊かで見所が多い割に、いまどき貴重な観光客の密度の低さで最高でした。
大変お気に入りの場所となりましたので、またいずれ訪れたいと思っています。
《3日目:5/30(木)の旅程》
霧島神宮→湯之谷温泉→丸尾滝→霧島アートの森→大隅横川駅→鹿児島空港 19:30ーANA630便→21:15 羽田空港→帰途
(終わり)
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