田中渓『億までの人 億からの人』を読む。

読書

この数か月、YouTubeでの露出が増え、「朝3時45分起床、25kmランニング」やフジ・メディアHDへのダルトン社提案の社外取締役候補に名前を連ねるなど、何かと話題に事欠かない田中渓氏の本を読んでみました。

まるで資本主義と一体化したような、終わりなき運動をし続ける「アスリート的な富裕層」の思考様式・マインドが、著者の経験をもとに描かれているという印象です。

意識としてそのようなモメンタムが働かない私にとっては、世界観が違うとしか言いようがなく(そもそも、とても真似できるものではありませんが…)、一読してみてやや戸惑いをおぼえたことを、まずは正直に申し上げておきます。

著者自身が強調しているように、「お金をたくさん持つことと、幸せになることはまったく別の話」であって、その幸せの求め方・感じ方に違いがあるということなのかもしれませんね。


しかしながら、自己啓発本として、書かれていることは至極真っ当です。

あとがきで書かれている通り、確かに書いてある個々の内容一つ一つは既視感のあるものが多かったです。

ただ、普通のこと、誰でもできることを「圧倒的」に「やる」のが富裕層であって、だからこそ生まれつきそうではない方でも大いに希望を持っていいということに気付かされます。


その推進力となるのが「習慣化」ですね。

そのコツや身に付けるべき生活習慣も詳しく書かれています。
(ちなみに著者は、エピソードからうかがえる通り「習慣化」のバケモノです!)


「自己啓発本の集大成」とも言えるこの本、エネルギーと可能性に満ちあふれた現役世代にとっては、なかなか刺激的で得るものも多いのではないでしょうか。

仕事の進め方、人付き合いに関することも含め、全てのビジネスマンが身に付けるべき所作も学べる本だと思いました。

私自身は「株価を見ない」の習慣化に取り組み中です。
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