「壺畑」から鹿児島空港まで戻ってきて、そこからほど近い嘉例川駅へ。
国の登録有形文化財にも登録されているこのレトロな駅、何度目かはもはや分かりませんが、近くに訪れた時は必ず立ち寄りたくなるような佇まいです。
木のぬくもりが嬉しい駅舎内の様子。
ホームに出てみます。
事務室のあった場所には、ギャラリーがありました。
1903年1月15日開業ということで、もう120周年を経過したんですね。
鹿児島県内最古の駅舎です。
いつ蒸気機関車がやってきても、おかしくなさそうな情景です。
いやあ、たっぷり「鉄分」を吸収できました。
宿のチェックイン時刻まで少し時間がありましたので、その近くにある「熊襲の穴」に行くことにします。
ここは今から約1,200年前に、九州南部を拠点とする熊襲族の首領、川上梟帥(カワカミタケル)が住んでいたとされる洞窟です。
山道を200mくらい、延々と上るのがかなり辛い。
最後、追い討ちをかけるように急な階段を上り…
到着しました。
こんな穴です。
かがまないと入れないくらいですが、こう見えて奥には100畳分のスペースが広がっており、電気を点けて入ると壁画アートを楽しめるようになっています。
雨が降っていた後でぬかるんでいたのと、閉所に対する恐怖感がぬぐえず、入るのは遠慮しました。
見上げると、手塚治虫先生の「火の鳥」がいかにも棲んでいそうな、厳かな雰囲気がありました。
地味に足腰に来る階段を下り、宿へ向かいます。
こちらが本日のお宿、「妙見石原荘」さんです。
極上宿の模様は、来月初にでも詳しくご報告いたします。
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