会えばきっと、好きになる。

投資スタンス

人物を紹介する際に、「会えばきっと、好きになりますよ」といった表現をすることがあるかと思います。

その魅力について、言葉だけではうまく伝えることができないもどかしさを感じながら…


上場企業に関しても、同じようなケースが多々あるのではないかと思っています。

  • 株主総会で、社長や役員のお人柄やお話しぶりなどから、文字情報では分からない温かみのある企業文化を体感することができた
  • IR照会を積み重ねていく中で、しゃべくりCFOのマシンガントークをじっくりと聞く機会を得て、想像していた以上の事業構想の奥深さを実感した
  • 自分なりに立てた仮説をぶつけてみることで、はじめてその強固なビジネスモデルが築かれた背景や対象市場を絞っていった経緯を学ぶことができた

こういったことは、自分が主体的にその企業に関わっていかないと、なかなか知り得ないことです。

それだけに情報として価値があって、まだその良さが世間に十分知られておらず、株価が盛り上がらないうちに株を集めていくには好都合ではあります。

(実際、私がまとまった金額を投資する、典型的なパターンの一つです。)


ただ「その状態のままで、本当にいいのか?」と思うことが、最近は多くなりました。

というのも、企業の方は企業の方で、「伝わらない」苦しみにあえいでいることを、いろいろな場で直接お聞きする機会が増えたからです。

  • 「会えばきっと、好きになる」はずなのだけど、なかなか長期で応援していただけるような投資家とめぐり逢う機会がない
  • 企業名が耳にされることはあっても、投資先の候補としては素通りされてしまう


こうしたお悩みを抱えている企業の方々はじつに多いと感じます。


これに対しては、自分の経験や考えをお伝えすることが一つの貢献になると考えています。

例えば、

  • どういうきっかけで、その企業に興味を抱いたか
  • 投資対象として、現在どんなところに魅力を感じているのか
  • 長期で応援してくれそうな投資家には、どういったメッセージや手段が刺さるのか

といった内容について直にお伝えし、今後のIR活動でのヒントにしていただけるような対話を意識して行ってきました。

実際にやってみて分かったのは、「意外と、(長期投資家を惹きつけるような)自社の魅力に気付いていない」ことが多いということですね。

それを自分なりに言語化して先方に知っていただくこと自体に、大きな意義があるのだと気付きました。

本当は価値のある企業が世に認められていくプロセスをともに歩むことができたなら、投資家冥利に尽きるというものですね。
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