花にきちんと水をやる。

投資スタンス

ピーター・リンチの秀逸な表現に、「花を引き抜き、雑草に水をやる」というものがありますね。
(私も度々やってしまうのですが 笑)

同氏のような超人でもない限り、保有している企業数があまりに多くなってくると、「花」と「雑草」の区別もきっと雑になってくるでしょう。

ですからまず、花壇に植える(=ポートフォリオに入れる)数は、自分が面倒を見きれる範囲に留める必要があるのでないかと私は考えています。


またそうでないと、それぞれに「愛」を込めることも難しいでしょう。

以下は、私の好きなエーリッヒ・フロム『愛するということ』にある文章です。

女性が花が好きだといったとしても、彼女が花に水をやるのを忘れたことを見てしまったら、彼女の花への「愛」を信じることはできないだろう。愛とは愛するものの生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない。


「愛」とは積極的に気にかけ、育てていくために働きかけることだとすれば、一人の人間が本当に愛せる企業の数にも限りがあるはず。

私は花にきちんと水をやれる人でいたいため、何十社、何百社に投資することはやめようと思っています。

手のかかる花もありますが、いつか大輪を咲かせて欲しいですね。
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コメント

  1. 花が大好きな投資家 より:

    分散と集中の考え方ですが個人的にはグレアムの分散の考え方は不運を避けるというものだと思うのですが超保守的なグレアムでさえ10銘柄以上30銘柄以内と言ってるくらいなのでそれ以上分散してもダメなものはダメだと思いますね。
    それよりも花を厳選した方が良いと思いますね。

    • 6_suke より:

      分散の効果そのものは、10~30あれば十分享受することができますよね。

      自分の意識としては、花に集中させた方が良いと私も思います。

  2. むう より:

    多く保有しすぎると、意識が分散されてしまうと思います。
    多数保有するのであれば、そういったことが好きな人や仕事とする人に任せれるべきかと。

    自分は、まだまだ成長途上のいくつかの銘柄をじっと保有する傾向があり、
    その他の銘柄とはご縁がなかったという割り切りをするものだと感じますね。

    あ、銘柄探索を怠ける言い訳にしているのかも。。。汗

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