(お土産のFANUC焼印入りのどら焼き)
質疑応答の最後です。
質疑応答(3)
【質問11】
株価は5年で倍くらいで、AI半導体関連の株と比べて株価が沸騰しているとは言えない。
社長自身、株価についてどうお考えか?
⇒
株価については、全体相場に加えて、当社が去年の12月に発表した「フィジカルAI」対応というところが好感されて以降、かなり上がったと認識している。
注目いただけるケースも出てきており、これが業績に寄与し目に見えるものになってくると株価にも反映されていくと思っている。
現状については期待が膨らんでいるものの、メモリーメーカーさんのように具体的に業績に顕著に表れている段階ではないので、株価への反映は少なめなのではないかという気はする。
ただこれはあくまで私の感想であり、株価は私が決めるものでもなく市場が決めるもの。
我々としては引き続きフィジカルAIはどうやって社会実装が進んでいき、それがどう業績に織り込まれていくのかという道筋を明らかにすることによって、期待感を高められると思う。
ただ期待感だけではいけないので、業績面にどうやって出していくかが最重要。
どうしても私共の商品は工場向けなので、急に生産を2倍、3倍にするような話はなく、徐々に上がっていくものなので、企業価値も徐々に上がっていく可能性がある。
一方でフィジカルAIの期待感が高まってきており、そこがかなり織り込まれてきたのも確かなので、その期待をさらに高められるよう、ユースケースを増やすなどして上げていきたいと思う。
(流石取締役常務執行役員)
株価は我々が決めるものではないが、我々ができることとして、商品がお客様だけでなく世の中のステークホルダーの方々にしっかり認知していただけるようにどんどん情報発信をしていく。
BtoBなのでお客様にフォーカスしていた部分はあったかもしれないが、商品が世の中に役立っていることをお客様以外の社会・周りのステークホルダーの方々にもきちんと伝えていく努力はしていきたい。
ここで開始から1時間を経過しているため、残り3問とさせていただく旨のアナウンスあり。
【質問12】
今日は青森で地震があった。
災害があった時の地域の方への貢献に向けて、電源設備の強化といったものは考えているか?
⇒
当社は大きな工場として、本社・つくば・栃木の3ヶ所がある。
地域への貢献という面では難しいものがあるが、社内にある程度のバッファ電源を持っていて最低限の稼働は維持できるようになっている。
コジェネレーション等でエネルギー効率の改善に活かせるようにもなっている。
ただ、外には電源を出しようがないので、地域への貢献という面では未対応。
今後もしも地元の自治体から要望があれば、どういった災害時のお手伝いが可能かということを議論してまいりたい。
我々はそのような視点は持っていなかった。
貴重なご意見をありがとうございます。
【質問13】
地域別シェアを素人なりに考えてみた。
中国は国策もあって、拡大するのは難しいと思う。
欧州はABBやKUKAなど地元のメーカーがあってどうなのかと思う。
となると、中国を除くアジア、設備投資の旺盛なアメリカが有望ではないかと考えるが、方向性をお伺いしたい。
⇒
商品ごとに違うが、一番売上が大きいのがロボットになるので、ロボットについて概略をご説明申し上げる。
仰るように、中国というのは非常に競争が激しい市場であり、オフィシャルな統計ではないが、我々のシェアは高いようだが圧倒的ではない。
シェアの向上は難しくなっているのは確かだが、ただ市場全体が増えているのでシェアがフラットでも台数は増えていく可能性がある。
やはり世界で一番競争が激しい市場なので、我々のプレゼンスを出し続けることが重要。
また中国企業も海外に展開しておりそこでも競争があり大変な部分はあるが、ミドル~ハイエンドについては我々が高いレベルにあり、ここの差を詰められないようにしようと思っている。
アメリカは中国と並んで大きな市場だが、高いシェアを有しており、5~6割あると言われている。
欧州はABB・KUKAの地盤がある中、我々は高いシェアを持っているが、まだまだシェアを伸ばせると思っている。
東南アジアは日系の企業が強く、我々は勝たせていただいているが、まだ伸ばせるチャンスがある。
ベトナムやタイには中国系企業の進出がありロボットも必要とされ、中国・ベトナムの拠点の両面から納められると思っている。
大事なのは技術で差別化し続けることで、そのために研究開発を増やす、設備投資を増やすといったことをしっかりやっていく。
【質問14】
中国のライバルメーカーの状況について聞きたい。
非常に勢いがあるので心配。
⇒
中国のライバルメーカーで時々名前が挙がるのは、KUKA。
既に中国資本のメーカーとなっていて、非常に手ごわい存在だが、十分戦っていける環境にある。
KUKAはだいぶコストを安くして売るようなことをやっているが、我々はそこを詰められないようにまだまだ頑張っていけると考えている。
それ以外でも時々名前が挙がるメーカーはあるが、現時点では市場は棲み分けられていて、当社が重要視しているミドル~ハイエンドの市場ではそんなにぶつかってはいない。
ただこの先、中国勢が力をつけてくると、我々の中核市場であるミドル~ハイエンド、例えば自動車メーカーさんがそうだが、そこに入り込まれないようにコストパフォーマンスの良いロボットを開発することによって侵入を防ぎ、逆にシェアを上げていきたいくらいに思っているが、非常にハードな戦い。
ただ我々としては技術で差別化できる要素は大きく、ご懸念のことは我々も日々感じているところなので、そうならないように技術開発をして差別化をし続けていく。
それによって勝ち残っていけると信じている。
質疑応答は以上です。
(11:13)
議案採択を経て、閉会となりました。
(11:15)
帰りのバスを待つ間、会社案内とロボット活用事例紹介のビデオが合わせて15分ほど流されました。
所感
「フィジカルAI」のお勉強を主目的に(あと、純粋に敷地内を見てみたいという興味本位で)参加した総会でした。
オープンプラットフォーム戦略に関するお話は面白かったのですが、全体としては質問の数がそこそこあった一方で印象に残るやりとりは少なかった気がします。
堅実経営の表れか、あまり大きなことは言わない企業なのかもしれません。
全般的に無難にまとまっていたという印象です。
総会の評価は★★★☆☆とさせていただきます。
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